モニカかあさん、ノイによろしくね
私の人生を変えたノイを生んでくれたモニカ。とっても美人で性格の良いサモエドだった。

ノイを迎えに行った日、出産ですっかり毛が抜け、サモエドらしからぬすかすかのコートだったモニカ。お母さんや兄弟たちから引き離して連れて帰るのはとっても心苦しかった。

1年間はあえて里帰りせず真剣に向かい合って関係を作り、それからようやくノイはお母さんと再会したが、それ以後はなにかあればお邪魔させていただいた。そんなときノイは大喜びでモニカ母さんや兄弟のルーディ、そしてまりもちゃんと遊んでいた。
その頃私はノイのしつけに夢中になっていたけど、みんなで遊んでいるノイを見るととても幸せそうで、大切なことが何かをいつも考えさせてくれた。飼い主のもにもにさんはしつけなんて頼りないものだったけど(ごめんなさい)、純粋な愛情を犬たちに注いでいた。だから犬たちはとってものびのびしていて、里帰りしたノイも本当にくつろいで見えた。私は自分の犬との関わり方をずいぶん見直させられたと思う。
命の大切さ。
犬と暮らすことの意味。
犬の幸せ。
いろいろなことを見直させられた。
モニカはノイにもとっても良いお母さんだったと思う。ノイはモニカの良いところをたくさんもらっていたんだと思う。そしてそれをずいぶん私にも伝えてくれた。
モニカが動けなくなって、何度か連絡をいただいていたのに、お見舞いにも行かなかったことが悔やまれる。
ごめんなさい。
モニカ、どうか天国でノイとずっと一緒にいてやってください。
私の不甲斐なさで先に天国に行かせてしまったノイはきっとさびしがっていると思います。
ノイのことが気になって仕方がない私の代わりに、ノイを見守ってください。
そして安らかに。ノイと一緒に安らかに。
Unforgettable
今日1月15日でノイが他界してちょうど1年になります。
どんどん大人になっていくルフトを見ていると、なんだかノイに似てきたなぁと感じる部分がいくつもあります。
背筋がまっすぐなオスワリ。長めの足。頑固なまなざし。そして他の犬や人と上手に明るく付き合えるところ・・・。
もしもノイが生きていて、そしてルフトと会えたらどんなだったでしょう。少なくとも私はものすごく幸せだったと思います。

真顔のノイとルフトを並べてみました。左がルフト、右がノイです。
私の映像編集テクニックがあがったら、動画で二人を並べてみたいです。

思えば2007年の正月にはまだノイは元気で、預かっていたルナと仲良く遊んでいました。うたた寝する時も同じような格好をして、とても仲良しでした。

2008年の正月、今年もルナはいましたが、一緒にいるのはルフトでした。ルナはノイの時ほど上手にルフトと打ち解けません。同じサモエドなのになぜなんでしょう。ルフトがまだルナの気持ちをうまく理解してあげられないからなのか、ルナがノイではないサモエドに戸惑いを感じているからなのか。
少しだけ寂しさも感じてしまいましたが、きっといつかルフトもノイのようにもっと上手に相手の気持ちを理解して、心を開かせてあげられるようになると信じています。
ノイが天国からみているから、私もルフトもがんばれます。
頑固だけど優しい、平和主義だけど強くて正義感のある、信頼し合っているけどべたべたしない、自分の気持ちは伝えてくるけれど、言われたことはちゃんと守る、ノイのようにルフトを育てます。
ノイ出演のタレント犬DVDいよいよ発売
2006年4月から製作が開始されたフィルムドッグ(タレント犬)のハウツーDVDが、今日ようやく出来上がりました。
実に1年4ヶ月ぶり。出演しているノイとのエピソードも懐かしく思い出します。タレント犬トレーニングには特別な思い入れがあり、4年前からずっと追いかけていたテーマでもありましたので、感無量です。

一般的に犬のトレーニングに懲り出すと、進む道は訓練競技会かドッグスポーツばかりです。個人的にはすぐ成績の話になってしまうことにちょっと抵抗がありました。そんなときにタレント犬(フィルムドッグ)のトレーニングはどうだろうと興味を持ち、テリー・ライアンさんに紹介していただいて出会ったのが、ハリウッド映画などでも仕事をしている撮影動物トレーナーのアン・ゴードンとジョーダン・ヘプナーです。
二人は人道的で科学的なトレーニングをベースに、クリッカーも用いながら実に高度なトレーニングをしています。私はすっかりはまりました。「これは楽しい」。すべての知識と技術を総動員して要求される演技を教えること。締切があり本番があるシビアな世界ですが、競争や順位とは無縁の、まさに自分との戦いなのがステキです。
これまで日本ではなかなか科学的な方法による撮影動物トレーニングは行われていませんでした。知っている人がほとんど居なかったからでしょう。
そこでこの4年間、科学的なフィルムドッグトレーニングを広めるための活動を通じて、犬とのコミュニケーションをベースとしたトレーニングの楽しさをお伝えしてきました。そしてそのためにはどうしてもハウツーDVDが必要でした。
ようやくでき上がった念願のDVDは、リッチフィールドという、スポーツカー フェラーリのDVDなども手がけている会社によって制作されています。
制作していたときから、これは良いDVDになると思っていましたが、本当におすすめできる内容になっています。
「GO WITH」のキューでジョーダン・ヘプナーと歩く練習中のノイ。DVDの本番ではかわいい外人の女の子と演技をしています。
ノイからの贈り物
ノイが居なくなってから早くも半年が過ぎました。ルフトのおかげでだいぶ寂しさは紛れますが、やっぱりことあるごとに思い出します。そして忘れていくことに寂しさを感じたりもしてしまいます。
できることならばまたノイと暮らしたい。その気持ちだけは消えることがありません。
残っていたノイの抜け毛を北海道のりえこさんがすてきなマフラーにしてくださいました。りえこさん、犬の毛のアレルギーが再発してしまい、残念ながら当分注文は受けられなくなってしまったそうですので、私にとっては本当に最後のノイの毛の作品になります。
3種類の編み方で、どれもとってもすてきなマフラーです。
ひとつひとつの作品がノイの分身です。どれをとってもノイとの生活が思い起こされます。喜びと悲しみで胸がいっぱいになります。
でもこうやって、ノイが居なくなって半年も経つのに、りえこさんの手によってノイからの贈り物が感動を与えてくれることに深く感謝します。
りえこさん、ありがとう。そしてノイにもありがとう。
5月30日に
ルフトが3か月齢を過ぎ、5月30日という私にとって特別な日を迎えました。
それは先代のノイが私のところに来た日なのです。
このころにはまだ耳が立っていなかったノイ。私の無知故に幼いノイにはずいぶん不要なストレスをかけてしまいましたが、あのころの私たちはお互いに一生懸命でした。
同じ年頃になって、ルフトとノイを比較してしまうことがあります。うっかり「ノイ」と呼んでしまうことも・・・。
そんなとき私はどうしてもさびしい気持ちになってしまいます。そしてルフトには申し訳ない気持ちに。
これからは天真爛漫なルフトに支えられながら、ルフトの明るさをスポイルすることなく、ナチュラルなトレーニングを通じて深い信頼関係を作っていきたいと思います。
ノイと築いた関係を、いやそれ以上の信頼関係を築いていきたいなと思います。
たくさんの犬を見ることより、たった1頭の愛犬と、とことん向かい合うことで見えてくる真実。それを教えてくれたノイに報いるためにも、ルフトとしっかり対話していきたいと思います。
ノイ最後のお仕事 その1

でもね、実はノイ、クリッカートレーニングがあまり好きではありませんでした。というより考えることが面倒だったように見えます。おそらく私が初期の頃にクリッカートレーニングをやりすぎたのでしょう。好きのピークを越えれば、何でも飽きてきます。気を付けなくちゃですね。
(クリッカートレーニングを始めよう)








