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シンガポール視察の最終稿はMARINE LIFE PARKのDOLPHIN ISLANDです。
以前私たちに会いに来てくれたドルフィントレーナーの比嘉さんを表敬訪問しがてら、1日トレーナー体験をさせてもらおうというプランでした。
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ここには家族連れでも楽しめるようないろいろなコースがあるのですが、まる一日、じっくりトレーナーの仕事を体験させていただく特別コースに参加しました。
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プールに入っての様々な体験、グラスボートからの関わりなどじっくりイルカを観察することもできました。
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イルカは本当に魅力的。
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もちろんトレーナー体験ですから、食餌や健康の管理、そしてハズバンダリーや環境エンリッチメントを目的としたアクティビティメニューのスケジュールプランまで体験、見学、そして学習させてもらいました。

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一日お相手してくれたのはもちろん、比嘉さん。やはりイルカとの深い信頼関係ができているようで、安心して見ていられました。
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スマホやカメラは持ち込み禁止なので、スタッフに撮ってもらったり、時にはカメラを借りて自分で撮影した画像を後から購入するシステムで、これが結構高いのが難点です。ですので、このブログにはお金かかってます。(笑)
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一般的なショーは行っていませんが、トレーニングプログラムは毎日行われています。そしてそういった出来事もすべて記録され、行動の面からも心と体の健康管理に細心の注意が払われています。
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これは健康管理用プール。非常に狭いので、まるで犬たちが動物病院に入るのを恐れるように、イルカたちも警戒しがちです。ですので日常から慣らすようにしている結果、用もないのに自発的に入っていたりするようです。
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確か世界6カ国から集まっているたくさんのスタッフが、毎日ミーティングしながらプログラムを遂行しています。
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そんなミーティングに私たちも同席させてもらい、ちょっとスタッフ気分も味わえました。
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犬も猫も鳥もウサギも、そしてイルカでさえ、私たち人間とかかわる動物との接し方には大切な共通点があります。家庭で飼われるコンパニオンアニマルか、施設で飼われるワイルドアニマルか、そういうこととは無関係な大事な共通点があると思います。

ヒトと動物の関係・・・・・・
ヒトが動物を個人所有するジレンマ。
動物園や水族館という(元)野生動物を閉じ込めている施設の存在理由と意義。
ヒトの幸せ、動物たちの幸せ。
より深いコミュニケーションを通じて私たちが目指していくべき方向性。

今回のシンガポール視察を通じていろいろなヒントをもらったように思います。
この経験を共有すべく、各施設の協力のもとに特別なツアーを企画したいと思っています。



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ペットロスはかかわりの深さに比例する

基本に忠実なクリッカートレーニングでは直接動物との絆を深めることは難しい。
クリッカーによって築くのはルールだ。
ヒト社会で上手に生きていくためのルール。迷惑をかけず、自分自身も楽しく暮らせるようなルールを学んでもらうことが目的。
だからヒトが替っても同じルールで接してあげれば要らぬストレスをかけずに済む。誰とでも上手に付き合えるようになる。
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一方絆はもっと五感に直結したコミュニケーションがいい。そして「距離の対話」が極めて重要になる。
効率よく短期間に、というわけにはいかない。
こちらの気持ちを伝えること、それには一貫したメッセージが重要。たとえば「ダメ」という言葉が、あるときは徹底され、あるときはまぁまぁ許されるというのでは絆のもとになる信頼関係が生まれない。
絆は信頼関係がベース。信頼関係のベースはルールの確立。
たとえばいつも怒っている人は、それはそれで信頼関係が生まれる。相手の行動が予想できるからだ。禁止したり許したり、褒めたり叱ったりが一貫していない人とは信頼関係が生まれない。

少しでも相互の理解を深め、気持ちが通じ合うようになりたい。
そのために勉強する。
動物からのサインを科学的に読み、自分が伝えたいことを動物に解る形で伝える、その方法をひたすら学ぶ。

そうやって全力で向かい合い、連れ添ってきた動物とは深い絆が生まれる。
それはそれは素晴らしい世界だ。
おそらく動物のQOLも高まっているはず。

ただ、いいことばかりではない、ということは知っておかなければならない。
いつか来るお別れは、関係が深まれば深まるほどつらいものになる。
仕方ない事だし目をつぶっていてはいけない事だ。

つらいペットロスを覚悟しなければならない。

それでもより深い絆を求め続ける価値がある。

それだけ動物のQOLが上がる。

これから動物の勉強を始めようとする方は、先にそういう覚悟を持っていて欲しいと切に願う。

犬ってすごい

 実は科学的な理論をベースにしたトレーナーに関して言えば世界的傾向でもあるのだが、私たちもトレーニングやコミュニケーションの範囲を犬だけではなく、猫、鳥、ウサギとどんどん広げている。

 なぜかというと同じだからだ。

 過去にも書いたが、学習の理論やコミュニケーションの理屈は多くの動物が全く同じと言ってもいいと思う。
 異なるのは主に(野生下での)生活環境に根ざした生き残るための習慣の違い、あるいは目的を持って代々繁殖されてきたコンパニオンアニマルの学習による違いで、それが用心深さや好奇心、あるいは依存性や攻撃性などに表れてくるのだと思う。

 洋犬と和犬のちがいや、犬種特性などが良く語られるが、基本は同じ。異なるのは(家庭犬の場合)だれがどんな繁殖をしてきたかだと思う。

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 「サモエドは本来シベリアの犬で、人にはフレンドリー・・・・」などと犬種図鑑に書いてあると、みんなそれを信じてしまう。
 しかし犬種特性よりはるかに影響が大きいのは、いわばブリーダー特性。

 日本犬らしさを求める繁殖の柴と、アメリカで繁殖を繰り返されてきたシバは、外見は似ていても行動が全然違う。ざっくり言ってしまえばゴールデンのようなシバにアメリカで何度か出会った。

 そしてさらに視野を広げていけば、犬以外の動物たちも同じなんだなぁと感じることが実に多い。
 もちろん「行動を教えること」に関しては全く共通だ。極力その動物が平常心を保てるような環境に気を使い、その動物がその時に欲するものを理解出来れば必ず学習する。

 学習の遅い早いはあるだろうがそれ以上に影響が大きいのは警戒心と好奇心。どちらかが勝るタイプ、どっちも旺盛、あるいはどちらも薄いタイプなど様々だが、それは十分に考慮しなければならない。


 どうも犬の飼い主たちは(自分も含めて)ちょっと犬に期待しすぎる傾向がある。

 特に「がまん」に関してだ。
 
 客観的に見て「よくこの犬はこの理不尽な状況を我慢しているなぁ」と感じることが多々ある。

 犬は我慢強い。

 他の動物を見ているとつくづくそう思う。
 きっと1万年以上にもなる人との暮らしを通じて淘汰、あるいは進化してきたのだろう。

 学べば学ぶほど、犬は特別と感じることが多くなる。
 不思議だ。

 犬の行動に不満を持つ人は、ぜひ他の動物を飼ってみるといい、と言ってしまいたいくらい、他の動物は犬のようには我慢してくれない。
 特にインコ、オウムを飼ってみるといい。
 鳥との相互コミュニケーションがどれだけ難しいか。鳥がどれだけ誤解に厳しいか。
 たった一度の失敗がどれだけその後の関係修復に時間がかかることになるか、経験してみるといい。

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 石綿の愛鳥イヴちゃんは、いわゆる臨界期を「荒」の状態で過ごしてきた、ヒトとの関わりの少なかったボタンインコ。
 なので、かなり野生っぽい。
 本能のスイッチが入りやすく、好奇心も旺盛だが警戒心がすごく強い。
 たまにしか会わない私はいまだに触ることができない。というか私がいやな学習をさせることを恐れてチャレンジしていない。

 前脚すらない鳥たちは、犬以上に口を使う。
 発声も咬みも多用する傾向がある。
 イヴちゃんの咬みもなかなかのものだ。私は怯(ひる)む。
 怯んだ時点ですでに私には上手なコミュニケーションを図る資格がない。
 しかし悪い学習もさせていない。したがっていつかは仲良くなれるチャンスがある。

 こういう用心深さ、相手への敬意、失敗させないことへの認識は、鳥から学ぶことがとても多い。
 そこで得た知識と経験は難しい犬とでさえも何とかうまくやっていけそうな自信につながる。少なくとも敬意を持って慎重に観察する習慣は役に立つ。

 犬の勉強をしている方で、もっと視野を広げたいと思っている方はぜひ鳥のクラスに見学で参加してみてはどうだろう。
 きっと鳥のオーナーたちは快く一緒にトレーニングさせてくれると思う。
 そしてその時こそ、ここに書いてあることを直接体験し、納得してもらうことができるはず。

 動物たちはみんな違う。だけどみんなおんなじなんだ。

「かわいそう」が直接動機の愛護活動はどうなんだろう?

世の中には「かわいそう」な動物がたくさんいる。
身近でもよく目にする。

「かわいそう」だからという理由で愛護活動をしている方も多い。というか、愛護活動のほとんどの理由は「かわいそう」だからだと思う。

でもこの「かわいそう」が曲者(くせもの)だ。

「かわいそう」という気持ちを直接ぶつける活動にはろくなことがない。相手をかえって不幸にしてしまうケースも少なくない。

その昔、先進国の人々が未開の地に踏み込み、そこで質素な暮らしをしている現地人を見てかわいそうに思った。自分たちの幸せが申し訳ない。それに比べてここの人々のかわいそうなことといったら・・・・。そんな動機で安易に「文明」を持ち込んだ結果、さまざまな不幸が起きた。とにかくバランスが崩れる。

たとえば、「かわいそう」の反対は「幸せそう」だとして、寿命がせいぜい2~4歳。毎日食べるものを得るのも一苦労。病気になっても病院に行けない、という犬たちは幸せそうなのか、かわいそうなのか。

実は世の中の犬の8割はそういった飼い主のいない、いわゆる野良犬だと言われている。WHOがネイバーフッドドッグと名付けた犬たちだ。

生きて行くのが大変。だけども去勢避妊されておらず、自由に子孫を残せる。リードやケージで行動を束縛されてもいない。全てが自己責任の自由犬。

そういった犬に比べて、私たちと暮らしている犬たちは「幸せそう」に思える。
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ルフトは去勢している。外に出るときはリードをつける。家から勝手に外に行くことは許されない。犬が集まっているところでも勝手に遊ぶことは許されない。でも食事も安全な寝るところも、そして医学的な健康管理も約束されている。

飼い主は愛犬をとっても愛している。

ルフトは「幸せそう」に見える。それに比べて野良犬は「かわいそう」だ。

でも本当はどうなんだろう?
種全体で幸せを考えれば、それはおそらく子孫を残し、種が繁栄することだろう。絶滅の反対。

だとすると、繁殖できる野良犬は、たとえ生きるのが大変で寿命が短くても幸せ。ルフトは「かわいそう」なはずだ。



先日熊本天草のイルカを見に行った。

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世界でも珍しい、湾内に住む居付きのイルカたち。およそ200頭が生息しているらしい。
観光資源になっているが、ルールがあって、イルカたちの生活を妨げない事、そして決して餌付けしない事が守られている。
おそらく水族館のイルカよりはるかに生きるのが大変で、寿命も短いだろう。
水族館のイルカは愛情深く育てられ、努力しなくても食べ物が得られる。健康管理されている。
でも限られた狭い世界から出られない。

さて、どっちのイルカが「かわいそう」でどっちが「幸せそう」なんだろう?

ずっと外飼いだった犬を、ある日から室内飼いに変更した知人がいる。いろいろ犬のことを勉強し、「かわいそう」だから部屋に入れてあげようと親を説得したそうだ。
しばらくして悲しそうに外を見続けている犬を見かね、その親が「もう外に出してあげたらどうだ」と言ったそうだ。
唖然としながらも外飼いに戻したらその犬は明らかにうれしそうに外の暮らしに戻ったという。

安易な「かわいそう」は相手に幸せをもたらすとは限らない。むしろその逆が多いと思う。
「かわいそう」は完全に人間側の感情だ。「かわいい」とおんなじヒト目線。
「かわいい」と思ったり「かわいそう」と思うのはヒトとして自然なことだが、それをそのまま(安易に)行動に移してはいけない。
同様に「幸せそう」が幸せとイコールでない事も忘れてはいけない。

「かわいそう」だからレスキューされる多くの動物が「ほっといてくれ!」と言っている気がしてならない。

あれから8年

私が最も信頼し、崇拝している科学者、レイ・コピンジャー博士と釣りに行ったことがあります。

その時のブログ

それはもう8年も前の事。季節はちょうど今頃。
D.I.N.G.O.でお招きし、各地でセミナーを開催したときに遠征先の福岡で地元の皆さんの協力により実現したアテンドです。

漁船に乗っていたこともある博士は大の釣り好きで、本当に楽しそうでした。

最近私の釣り熱も再燃しているので、ぜひまたご一緒したいなぁって、つくづく思います。

あれからもう8年もたっているのかぁ・・・・・・。

2012台湾PET'S SHOW

お呼ばれして台湾のペットショーを見に行きました。
事前に日本より大規模で来場者も多いと聞いていたのですが、人口が2000万人程度の台湾でそんなに集まるのか、行くまでは半信半疑でした。
ところが行ってみるとすごい盛り上がりようです。

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招いてくれたセナもカウンセリングをしていました。
犬のお悩み相談は世界共通です。

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セナのいるブースにはD.I.N.G.O.TAIWAN の大きな看板が。広いスペースにどんどん相談者が押し掛けています。
マスターハンドラークラスの上級者がボランティアで協力してくれています。みんなD.I.N.G.O.TAIWANのインストラクター候補生です。

大学卒業間もないセナが愛犬ルゥを連れて研修に来ていたのをつい昨日のように思い出します。
台湾からは3名の熱心な研修生が長期滞在し、必死で勉強して行きました。今もみんな台湾で頑張っています。
セナにはD.I.N.G.O.の正式な事務局もお願いしているので、こうやって宣伝活動にも力を入れてくれています。
本当にうれしいことです。
D.I.N.G.O.TAIWANは瞬く間にどんどん広がっており、近代的なトレーニングの組織としてはもはや台湾最大なのではないかと思うほどです。
これからどんどん優秀なインストラクターが生まれてくると思うと、とっても楽しみです。

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台湾でもトイプードルを中心に小型犬が大流行で、会場にもたくさん来ていました。そして会場ではアメリカで流行しているというクリエィティブグルーミングのコンテストも行われていました。
犬を車にしてしまうという感性には個人的にはなじめませんが、こんな流れもあるということで。

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そして夜はお約束の夜市へ。ジャンクフード満載で毎日深夜まで活気にあふれている夜市は本当に楽しいです。
治安も良く安心して夜遅くまで楽しむことができます。台北市内に大小いくつもあるようです。

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そうそうD.I.N.G.O.の仲間が他流試合よろしく、現地の訓練競技会にチャレンジし、5位に入賞しました。
自分でも先代の犬とさんざんチャレンジしたことがありますが、私たちの人道的、かつ科学的なトレーニング法で楽しく練習しながらも上位に入れることを証明してくれるのは本当に意義があることで、うれしく思いました。

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滞在最後の時間をセナとのんびり過ごし、空港まで送ってもらって帰国しましたが、9月に日本で開催されるD.I.N.G.O.カンファレンスには来日してスピーチしてくれることになっています。
再会が楽しみです。

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世界の信頼できる仲間たちが活躍していることが、大きな励みになっている今日この頃です。

あの人(犬)との距離は ・・・

 ほんとに人間(犬)関係って難しいですね。あまりにもいろいろな人がいるから。
 付き合い方を間違えたって感じること、ありますよね。

 そこで、考えたのですけど、どんな人(犬)ともその距離感を間違わなければ、もめ事は起こらないんじゃないでしょうか。
 極端なケースでは、きわめて邪悪な人(犬)がいたとしたら、その人(犬)との距離は無限大に置くべきなんです。
 決して近づいてはいけないということです。これで問題が起きるはずはないですよね。
 逆にとても素敵な人(犬)がいたら、距離を縮めていくわけです。1mから50cmへ、そして無限小へ・・・・
 だから恋人との距離は究極的にはマイナスになるはずですね(ちょっと意味深だけどね)。

 当たり前といえば、当たり前なんですけど、ポイントは人(犬)に会った時に距離というコンセプトを念頭に「この人(犬)とはどのくらいの距離が適切なんだろうか」と考えることではないでしょうか。
 その場の雰囲気に流されず、正しい距離を先に考えてみるんです。

 どうすればその距離をうまく保つことができるのかが、次の課題になります。
 距離の保ち方が下手で、トラブルの多い人に限って、よく「そんなつもりじゃなかった」と言いますが、それは自分の態度、言葉によって相手がどのような印象を受けるかということを考えてないためであることが多いと思います。

 正しい距離を保つということは、自分が勝手に決めた距離ではなく、相手が自分に対して取る距離を正しくコントロールしてあげる、ということも含まれているんですね。
 距離という尺度で人間(犬)関係を考えると、とてもわかりやすくて、もめ事はずっと少なくなると思うんですけど・・・

人類は宇宙を目指せ

 人類は地球上に生まれて以来、ずーっと新しい世界、暮らしを求めて生きてきました。フロンティアスピリットに突き動かされていたんですね。

 しかし、省エネルギー、環境保護が叫ばれている昨今、人類は生まれて初めて、守りにはいることを余儀なくされています。

 地球の資源や環境を大切にすることはもちろん重要なのですが、それだけでは、あたかも「限られた資源を使い果たすまでの命」という後ろ向きな思想のように感じられます。

 まるで、人類には未来がないみたいです。

 たしかに今、地球はぎりぎりのところでバランスを崩し出していますから、大切に守っていかなければならないのですが、同時に人類の向かうべき大きな方向性をちゃんと持っていなければ、生きていること自体の必然性が薄れてきそうです。

 だから人類は宇宙を目指さなくてはいけないんじゃないかと思うんです。

 祖先が新たな大陸、新たな世界を求めてやまなかったように・・・
 それがどれだけ遠い目標であっても、新しい人類のあり方や、夢みたいなものをきっちりと持って生きていくべきだと思うんです。

 夢がなければ頑張れないのは、一人の人間でも、人類という種としても同じなんですね。大きな将来への目標があってはじめて、今何をするべきかが見えてくるのですから。

 そして宇宙人と遭遇する(笑)。そのために今から異種間コミュニケーションに切磋琢磨する。その手始めは愛犬との意思疎通です!?

 大きな夢があると目の前の大切なことが見えてきますよね。

小林彰太郎の日本自動車社会史

尊敬する小林彰太郎さんの自叙的な本が出ました。

小林彰太郎の日本自動車社会史


小林彰太郎さんは、カーグラフィックという自動車月刊誌を創刊し、現在も名誉顧問のような立場で活躍していらっしゃいます。
日本の自動車文化と雑誌文化にとても多くの影響を与えた方です。

実は子供のころから車が大好きだった私は、カーグラフィックを繰返し繰返し読みあさり、教科書のようにして育ちました。
はじめて読みだしたころは内容の80%が理解できませんでした。それでもわくわくドキドキしながら読んでいました。きっと執筆者の情熱を感じ取っていたのだと思います。その気持ちが私を熱くさせたんでしょうね。

カーグラフィックは私にとって、車だけではなく、海外への情報の窓口にもなっていました。

やがて自分も車の世界に入り、マニアックな店を出していたこともあり、いつしか憧れだった小林彰太郎さんとも親交を深めさせていただけるようになりました。

ルフトの先代、ノイを連れて何度かお邪魔したこともあります。

国民栄誉賞を受賞されてもおかしくない、非常に多くの人々に車文化への目を開いてくれた小林彰太郎さんですが、本当にすごいところは「永遠の趣味人である」点だと思います。ジャーナリストとしてプロ中のプロになり、カーオブザイヤーの選考委員長になってもなお、マニアであることが最優先の方でした。
永遠の少年という表現もありますが、あくなき好奇心を自動車文化に対して持ち続けている方です。

犬の世界に移っても、尊敬し、見習いたいことも非常に多い小林彰太郎さんの新刊。懐かしさと新鮮さを感じながら、一気に読んでしまいました。

TAIWAN &more

台湾でMollyちゃんのお兄さんがシェフを務めるレストランにお邪魔しました。
すべて野菜の料理で、いわゆるヴィーガン (Vegan)だと思いますが、卵も乳製品も用いていなかったはずです。
ところが見た目にはほぼすべての食品が並んでいる感じです。
デザートもいろいろ。そしてどれもがおいしいのです。

一説によると台湾のおよそ1割の人がベジタリアンだとか。
でもこれだけおいしい野菜料理が有ったら全然困らないな、という印象を受けました。

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ぜひまた伺いたいです。


そして一方打って変って場末のレストラン。
夜遅く飛び込んだお店で親切に出してくれた日本語メニューがこれ。

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ゴマのボールや豆腐が破裂しています。
そのほかのものも不気味で選べない。
結局中国語を読むほうがまだ雰囲気がつかめますね。

でもそんな日本語訳がされた背景などを想像すると、とても面白いです。

台湾に行く楽しみの一つは、予想外の日本語に出会えること。
脳を刺激してくれます。
プロフィール

のいぱぱ

Author:のいぱぱ
やっぱりサモエドが大好きです。
抜け毛がものすごくても、頑固でマイペースでも・・・。
運命の出会いで一緒に暮らすことになったルフトと、最新の科学的な理論をバックボーンに信頼関係を楽しく築いて行きたいと思います。

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