テレプロンプター
映像を重視するようになって以来、ビデオ制作あるいは出演の仕事も増えてきましたが、決められた原稿をカメラを見ながら話すということになると、一気にへろへろになってしまいます。
原稿を読まないように、カメラを見つめながら話す、というのは記憶力の弱さもあいまって私にとっては極めて困難な業務と言わざるを得ません。
でも「伝えたい」という強い気持ちがあるので、水平思考によってそれを解決しようと考えたのが、タイトルの「テレ・プロンプター」の制作です。
これ政治家のスピーチだったり、アナウンサーの原稿読み上げだったりで使われている便利な道具なのですが、買うととても高いのです。
そこで、原理は簡単なので自分で作ることにしました。

モニターに反転映像で原稿を出し、それを45度に傾けたハーフミラーに投影する。それを後ろからビデオカメラで撮影すれば、カメラ目線で話している映像になるという仕組みです。
原稿の制作と送りはパワーポイントを使い、リモコンで操作することによって読むスピードに合わせてページをめくることができます。
もうちょっと改良の余地がありますが、基本的な機能は完ぺきで、早く原稿を読む仕事がしたい今日この頃です。
Dofアダプター制作中
これは35mmカメラのレンズを用いて浅い被写界深度でビデオ撮影ができるアダプターで、ちゃんと機能すればとっても感じの良いフィルムタッチの映像が撮れます。
なんか高画質の波でビデオもテレビもどんどんリアリティが増していますが、その分「味」が薄らいでいるような気がして、ぜひ昔の映画のような、あるいはスティールフォトのようなタッチの映像が撮れないかなと思って、制作にチャレンジしてみることにしました。

外観はこんな感じで、あとは電気部品が付くくらいですですが、中身のスクリーン(35mmレンズの投影像をスクリーンに映し、それをビデオで撮るような仕組みなんです)に関してはまだまだ実験中です。

filmomattという便利なフィルムを使ってとりあえず様子を見てみましたが、撮影した映像は粒子が荒くてあまり良い感じではありません。

急がずにもう少し研究して、ちゃんと使えるようにしたいものです。
まだまだ制作途中のジブアームも駆使して草原でたたずむルフトをかっこよく撮れる日まで・・・。(笑)
ジブアームを作ってみる
以前の仕事でずいぶん企画書を作りましたが、いつだってとても大変でした。
私が今映像に強く関心を抱いているのは、それが使い方によって強力なプレゼンテーションツールになると思っているからです。いろんな可能性があり、いろんな効果も見込まれます。
そして良い映像プレゼンテーションをするなら、ちゃんとしたプロに制作を頼むにしても、やはりある程度の知識を自分でも持っていたいし、予算のない時は自分たちだけでも制作できるようにしておきたいのです。
そこでせっせと撮影環境を整え、技術を磨き、知識を蓄えています。
ジブアームは表現力をアップしてくれる素晴らしい機材ですが、買うと高いし結構大がかりなので、自分の小さなカメラに合わせて手作りしてみることにしました。

原理は簡単、三脚に乗せた平行四辺形のアームによって、先端のカメラが平行に上下できるというものです。

中古の三脚ヘッドにアルミのパーツで組み立てています。仮組でテストしてみたらいろいろと問題点も出て、まだ完成にはいたっておりませんが、出来上がればそれなりに表現力がアップしそうで楽しみです。

カメラを搭載する部分はこの自由雲台では使いづらかったので交換しなければなりません。
早く完成させて使ってみたいです。
そして技術も磨かなくちゃ。
役に立ちそうなミニドリー
フリースタイル映像
重さとか、ルールとか大丈夫なんでしょうか。どなたかレポートを下さったらうれしいです。(フリースタイルの内容ではなくて、映像のこと)(笑)
※ブラウザでトラブルが出たため、動画掲載をやめています。
久しぶりにPC
ビデオ編集のために、久しぶりにパソコンの事をしらべています。
PCの進歩はめざましく、そのおかげでこれまで一般人では不可能だったことがどんどん可能になってきました。ハイビジョンのビデオ編集なんてその最たるものだと思います。
思えばNECのPC9801で始まった私のパソコン歴ですが、Macを知り、その魅力にすっかりはまりました。FXとかCi,CXの時代です。仕事でもデザインやDTPでは群を抜いていましたが、価格がものすごく高くて、リースに頼らざるを得ませんでした。
やがてWindowsが進化してきて、価格も安くなり私もおそるおそるDos/Vに手を出し、それ以来今でもMacとWinの併用です。
MacではSE30の改造に凝ったり、WinでもセレロンのCPUを2つ乗せた自作機を作ったり、オーバークロックにチャレンジしたり、それなりに興味を持っていましたが、最近ではすっかり必要十分で有ればそれでよいと、安価な実用モデルばかり購入していました。
それがここでビデオ編集のために再び研究する必要に迫られてきて、浦島太郎状態から徐々に最新のPC事情を集め始めているわけです。
先日ラップトップを購入した際に、はじめてCore2DuoというCPUを知り、以前制作したデュアルセレロンを思い出しました。当時はそれが役立つソフトもそれほど無かったのですが、高度なビデオ編集では、どうやらそれが必需品みたいです。
早くて並列に作業の出来るCPUと、早くて大容量のハードディスク、そしてやはり早くて大容量のメモリー、さらに高性能なグラフィックボードなどが必須アイテムのようです。特にグラフィックボードはビデオ編集ではもはや無くてはならないデュアルディスプレーのためにもDVi端子の二つ付いたものを備えなければなりません。
私が強い興味を持っていた頃に比べてすべてがずいぶん進化していました。最初は訳の分からない言葉ばかりでとまどいましたが、何となく現状が見えてくると、次はいかに低コストにそれが実現できるかという「やりくり」に興味が移ります。で、とりあえずの環境として十分な大きさのデュアルディスプレーとたっぷりのメモリー、そしてゆとりのハードディスクという環境をオークションなどを駆使して整えました。CPUは必要最低限だけど、やがてまた早いPCを自作したいと思います。
とにかくこれでビデオ編集環境は整いました。
カメラもあるし三脚もミニドリーも確保したし、伝えたいことがたくさんあるから、これからいっぱいビデオを撮りたいと思います。
まずは台湾に持っていく資料映像を作らなくちゃ。
ドリーの実験
やはりむき出しではかっこわるいので、手作りドリーをマットブラックに塗装してみました。
なかなか良い感じ。
そしてそのテスト映像・・・。
初公開!ルフトのオフィスの実体。
・・・やはりブログに貼れる画質だとだめですね。
それと軽くしようとしてフリーソフトでフラッシュファイルにコンバートしたら、クレジットが入るようになってしまいました。
ちゃんと撮ったら、You Tubeなどに載せてみます。
段差のあるカーペットの上でも、このミニドリーは結構スムーズに動いてくれるので、とっても良い感じです。
ビデオにはまりつつ・・・
仕事がらみもあって、今ビデオ撮影&編集に興味津々です。
最近のビデオ関連技術には目を見張る物があり、パソコンでの編集もずいぶんスムーズに出来るようになっています。
そこで、ちょっと映像に凝ろうと思い、機材を少しずつ充実させています。
本日の制作機材は「超ローアングル小型ドリー」です。
ドリーというのは下に車輪の付いたビデオ基台のようなもので、スムーズな動きのある映像を撮ることが出来るのですが、本格的な物はたいてい背が高いので、手作りの良さを活かして超ローアングルの小型ドリーにしました。
マウントしている雲台は結構大きなカメラまで乗せられるので、写真のハンディカムだけではなく、今回入手したハイビジョン対応の業務用小型DVカメラでもばっちり使用できます。
大きさはこんな感じで、犬の目線で一緒に移動することが出来ます。
どんな映像が撮れるか、とっても楽しみです。
撮影機材はだいぶそろったので、次はパソコン編集環境を整えなければなりません。
デスクトップパソコンはまずハードディスクを増やして1Tバイトくらいの容量を確保し、メモリーも2~4Gバイトくらいにします。
デュアルディスプレーと高性能なビデオカードも必要です。欲を言えばキャプチャーカードも欲しくなります。(本当はもっと高性能なPCやRAIDも)
ロケ現場ではノートパソコンでDV映像を直接取り込み、その場で編集できるようにしたいです。幸い私のノートパソコンは何とか使えそうなので、i-Linkの入力カードとハードディスクの増設で対応できるかも。
ビデオの世界ではテープは使われなくなり、徐々にハードディスクレコーディングに移行していくようです。私のところのトレーニングジムで撮影する場合でもカメラから直接PCに取り込んでしまう方が編集作業がずっと楽になります。時代は進んでいるのですね。
次の自作はジブアームという機材にするつもりです。これは小型の撮影クレーンのような物で、視点が数メートル上下するような映像を撮れるので、とてもプロっぽい出来になるのですが、その割には簡単に作れそうな機材なんです。
コストを抑え、かっこよく作るのはどうしたらいいか、考えるとわくわくします。
そして最終目標はD.I.N.G.O.のレギュラー番組や犬の映画をプロデュースすること。文章や写真の情報だけでは伝えきれない情報を映像を使ってフォローしていきたいからです。