サモエドLUFT大研究

先住のサモエド犬ノイを胃捻転で失い、その直後に偶然から出会ったノイと同じ誕生日のサモエド、2007年2月27日札幌生まれのルフトと、持てる知識をフル動員して良い関係造にはげんでいます。

2008-07

アシキャン

毎年恒例の通称アシキャン(アシスタント&インストラクター養成キャンプ)に行ってきました。年間20回くらいはイベントを開いていると思いますが、私が最も好きなイベントがこのアシキャンかもしれません。
参加者も運営側も目的がはっきりしていて、極めてハードスケジュールなのですが、とても真剣に打ち込めるからです。手ごたえや充実感にあふれています。
これからの時代を切り開いていくチャレンジャーたちの姿に胸を打たれます。そして自分自身の成長も促されます。
sue.jpg

模擬クラスでルフトと少し困った生徒を演じている末川インストラクター。大の男も号泣するほどハードなキャンプです。(うそ)やさしいルフトは心配そうに見つめています。

asican.jpg


最後にはみんなで記念撮影。3泊4日のハードなスケジュールを乗り切ったつわものたちです。
皆さんお疲れ様。無事に帰れたでしょうか?

レイ・コピンジャー博士

お招きを受けてレイ・コピンジャー博士のお宅にお邪魔しています。
DSC00410.jpg

自分たちで建てた家、100エーカー以上という広大な敷地、家犬本来のライフスタイルを髣髴とさせる博士の愛犬、素敵な家族、遊びに来る科学者の友人、なにもかもがナチュラルで魅力的な生活です。
コンラッド・ロレンツがノーベル賞を受賞した直後に一緒に撮られた写真、博士が青春を共にした犬ぞりなど、貴重なコレクションの数々。一つ一つに歴史があり、まさに伝説の中に身を置いている実感がします。

お邪魔してもう3日目になりますが、何気ない会話の中にたくさんの示唆が含まれていて、一瞬の油断も出来ません。
広い視野を持つことは常に意識していますが、狭い固定観念は博士の前ではもろくも崩れ去り、ここにいれば誰でも科学的で水平思考的なスタンスでいることがあたりまえになってきます。
博士は肉体的にもとても元気で、そして頭脳にいたってはバリバリにシャープで若さにあふれていますから、年寄り扱いすれば間違いなく痛いしっぺ返しを受けることでしょう。
ご家族もご友人も、頭脳明晰な人たちが集まるこの場所で、何かを得ることが出来ればうれしいですが、それと同じくらい、彼らの刺激になる何かを提供することが出来たらすばらしいなぁと、つい考えてしまいます。コミュニケーションは相互通行で無ければならない、と考えていますから、ギブアンドテイクの信頼関係をこの偉大な科学者と築けることを願っています。

ごほうび

リウォードベースドモチベーショナルトレーニング、つまり報酬を基とした動機付けトレーニングでは、2つの本能に起因した報酬をいかに的確に与えるかが、成否のカギとなります。
2つの本能とは捕食と危機回避。
どちらも極めるにはとても奥が深く、簡単には定義づけられません。

捕食本能ベースの報酬、これはおもちゃだったり遊びだったり、モーターパターンになっている内的報酬が出る行動だったり・・・。

そしてもちろん食べ物。
私たちには一番便利で分かりやすい報酬が食べ物なので、ついついこれに頼りすぎてしまうことが多いと思います。

ところが食べ物の出る状況はまさに捕食本能全開。狩りのモードですからアドレナリンの増加をはじめ様々な化学物質が行動や感情に変化を生じさせてしまいます。

「犬が喜んでいる」とか「真剣だ」とか表することが多い反応ですが、そんな簡単なものではありませんね。危険な場合すらあります。

人が犬と暮らすようになった理由。その大きなものの一つに危機回避本能があると思います。
そしてそれが人との暮らしの中で満たされている状態が信頼感であり、絆になっていくのだと思います。

信頼感は絆を作りますが、食べ物自体は絆を作れない。私はそう思います。食うに困らない生活を約束することには信頼感が生まれますが、一時強化子である食べ物そのものは絆とは無関係だからです。

オペラント条件づけに基づくトレーニングをしているなら、報酬として出される食べものは行動の結果として得られるものであり、人に服従した結果得ているものではないのです。
だから機械で自動的に食べ物が出ても学習効率は変わりません。

やはり確信をもってこう言いたいです。

新たに何かを教えることと、教えたことを守ってもらうプログラムは全く異なる
と。

食べ物を与えるプログラムはオペラント条件づけによって新しい行動を教える場合と、古典的条件づけによって新たな刺激を関連付ける場合にのみ用いられるべきものなのだと考えます。

70%以上の学習をしているもの(こと)に対しては信頼関係のルールによってそれを実行してもらうべきであり、食べ物を出さない方が良いのではないでしょうか。

それでやってくれない場合、最悪なのは(とても多くの人がそうしていますが)もう一度キューを出して成功したら褒めて食べ物を与えるというパターンです。
おそらくこういうパターンでは犬が万年初心者にとどまるでしょう。

望ましいのは、徹底した「じゃまいか禁止」の負の弱化だと思います。

騒ぐ犬を食べ物で黙らせる。
気が散っている犬を食べ物で集中させる。
過剰な誘導。

これらはすべて危機回避本能を捕食本能でごまかそうとする「口止め料」的な発想になりかねません。

そしてそういった状況では望んでいる学習はほとんどしてくれないと思った方がいいかもしれません。

食べ物を用いるときは明確にその理由を理解している必要があります。

たとえばシッターさんや保護活動の方が犬を預かる時には、むしろ他人が絆を作るべきではなく、一貫した人とのルールを守りながら管理を徹底するべきであり、その管理にこそ食べ物を用いた誘導や口止め料が有効であることも大事な使い分けだと思います。

捕食か危機回避か、
内的報酬か外的報酬か、
どのタイミングで、
どんな出し方をするか・・・。

たかが「ごほうび」されど「ごほうび」
本当に奥が深いと思います。

マテって?

オスワリやフセなどの姿勢を指示するキューは、行動ではなく状態を求めています。ということはそれらのキューに「マテ」は含まれていると考えるのが自然でシンプルです。

犬とのコミュニケーションではこのシンプルであるということがとっても大切なので、様々なキューをしっかり定義付けておく必要があります。それで何を求めているのかを明確にしておくということです。

そこで突き詰めて考えていくと、「マテ」は今している行動を止めるという意味を持たせることが最も理にかなっていると思われます。

犬が歩いているときにマテと言ったら、そこで立ち止まる。(立止)
今まさに拾い食いしようとしている犬にマテと言ったら、その動きをその場で止める。
etc.

そうすると、座ったとたんの犬にマテと言ったらどうなるでしょう。

あなたがもし、行動としてオスワリを教えてしまったなら、マテと言う必然はあります。そうでなければまたすぐ動いてしまうはずだから。
でも状態として教えているならマテは余計ですね。

オスワリの状態に居る犬にマテと言うべきなのは、犬が動こうとしてしまった場合のみスジが通っています。肉体より先に気持ちが行動を起こしかけている、その瞬間を制止するような感じですね。

こうして「マテ」もシンプルに使うことで犬にはずっとそのルールが分かりやすくなります。
「行進中の停座」や「ドロップ オン リコール」などが簡単に理解してもらえると思います。

クリッカーの2度打ちは有りか

クリッカーは本来ポジティブ・ブリッジです。
ブリッジは二次強化子です。
二次強化子は直後に一時強化子が出現しなければ、二次強化子として成立しなくなります。

時々アジリティなどで「励ましのクリック」と称して、一時強化子を与えないままクリッカーを繰り返して鳴らすトレーニングを見ることがありますが、果たしてこれは有効でしょうか?

連続して鳴らすクリックはキープ・ドゥーイング・シグナルということになります。使われている方がそこまで理解していらっしゃるのかはわかりませんが、理屈ではそうなってしまいます。

これ、実はある程度有効です。
二次強化子はいきなりその効果が消えるわけではなく、徐々に減っていくし、キープ・ドゥーイング・シグナル自体も強化子になるはずだから。

でも犬から見た時のクリックの意味が、少し多目的すぎると思います。

人の発するもっとも多目的な信号は、恐らく犬の名前だと思います。
ある時は愛情表現。ある時は叱咤。ある時は呼び戻し。ある時はアイコンタクト・・・。

こういった多目的な信号を受け取った犬は、さまざまな状況から、その時に最適な行動を選ばなければならなくなります。声の調子や環境の変化などから状況判断を迫られるわけですね。

犬にはこういった判断ができる能力があると思います。
あると思いますが、何かを学習してほしい時にその能力を使わせるべきだとは思いません。
ブリッジとして瞬間を切り取る信号はシンプルでシャープなほど良いはずです。

犬の反射神経は人より数倍優れているから、言葉よりも早くシャープなクリックで知らせなくちゃ。そしてそんな時には余分なことを考えさせないようにしなくちゃです。

「あれ?今度のクリックはご褒美が出るのかな?、それともこれであっているという意味にすぎないのかな?」なんて考えさせてはいけないと思うのです。

どうしても二度打ちしたいという方は、ブリッジとしての使用をやめ、キープ・ドゥーイング・シグナルに徹底するべきでしょう。
でもそれならクリッカーとは別にホイッスルを使うことを私はお勧めします。

ちなみにウィーブポールで「ウィ〜〜〜〜〜〜」と言っている方をよく見かけますが、あれはキープ・ゴーイング・シグナルに該当します。
そのシグナルが出ている間行動を維持し、シグナルが消えたら終わりというボブ・ベイリーが作業動物に用いる、あの合図です。
ということは息が切れたりして「ウィ〜〜〜〜〜〜」が聞こえなくなると、その行動が消えたり、少なくとも犬が不安になるはずです。
できれば最小限のシンプルなキューで12本のウィーブを正しく通ることを教えておいた方が確実な気がします。
またハンドラーが並走することもプロンプトから始まり、すぐにキューになるはずですから、将来遠隔操作でのウィーブを目指すのなら、プロンプトはキューになる前に引き上げる必要があるのは明白ですね。そうでないと引き上げにとっても苦労するでしょう。

犬から見て何がキューになるか。どれだけシンプルなキューで犬に伝えられるか。
これはハウスマナーでもドッグスポーツでも作業犬でも、すべてに共通する大事なテーマですね。

ハウスマナーは行動か?

家庭犬の「しつけ」についてです。

さて、行動か状態か、これは犬の学習効率を考える際に結構大きなテーマだと思っています。
そして私たちが家庭犬のハウスマナーにおいて求めている事柄が行動なのか状態なのか、私なりの考えをもう少しわかりやすく説明させていただきます。

まずオスワリ。
皆さんは行動としてのオスワリを求めていますか?
お尻が下がって行って地面に着く、その動きを求めていますか?

人はとかく犬に求めていることを漠然と考えがちですが、犬の立場からすればそれはたいていとてもわかりにくくて、しかも要求を人間の言葉で言われた日にはもはや理解しようとすることすらあきらめかねません。
もう少し犬の立場に立って、具体的に求めていることを伝えるようにしたいものです。

それでオスワリなんですが、これは最終的に何を求めているのでしょう?
「オスワリ」と言ったらどうしてほしいのでしょう?

A:座ってほしい

Q:では一瞬お尻がつけばいいの?

A:まさか。そのまま次の指示、あるいは解除の合図が出るまで座り続けてほしいんです。

つまりほとんどの人は「オスワリ」という言葉で犬に求めているのは座った姿勢を保つことなんですね。
するとこれは行動ではなく状態です。私たちが「きっこけ」と呼んでいる「きっかけ」「行動」「結果」の3つの箱に納められるオペラント学習ではないんですね。

・でも立っている犬なら座らなければその姿勢になれないんだから、行動を伴うでしょ。

そのとおりです。

そこで私が大事だと思っているのは、「犬は最終的な形を教えてあげれば、そこに至るプロセスを自分で考えることができる」という点なんです。
オスワリの姿勢を教えてあげれば、どうすればその姿勢になれるかは犬が自分で考えられるということなんです。
「後ろ足を折りたたんで徐々に腰を下ろし・・・・」なんて教えなくてもね。

犬は(動物は)これまで考えられていたよりずっと賢い、という話をよく聞きます。愛犬家ならだれでも納得できることだと思います。なのに何かを教えようとすると、たいてい手取り足取り・・・。

もっとゴールのイメージをしっかり持ち、それを犬に伝えてあげれば、そこに至る道のりは自分で考えられるのではないでしょうか?

ということで、おすわりやフセをそこに至るまでの行動ではなく、最終形の「状態」として教えてみてください。これまでよりずっと早く、そして正しく覚えてくれますよ。

・それでも行動としてしか教えられないものもあるのでは?

そうですね。でも突き詰めてみると驚くほど少ないような気がします。

たとえば「オイデ」。
これはまさに走ってくるのだから行動以外のなにものでもないでしょう?と思いがちですが、最終形はたいてい正面で座っていること。つまり状態です。
少しでも早くその状態に入るために犬が走ってきたとしても、それは勝手に自分で考える部分で、教える必要はないわけです。
時間制限のリミテッドホールドを用いれば、どんどん素早く来るようになると思います。

たとえばレトリーブ。
こんな複合動作でも、突き詰めればダンベルをくわえて正面で座っている状態になってほしいだけなんです。
それプラス別のメニューで「ダセ」と言ったらダンベルを手渡ししてくれること。

複合動作はよくバックチェイニングという、ゴールからスタートの行動に向けて逆順で教える手法が用いられますが、もしかしたらそんなことも不要で、とにかく最終形を古典的的(正確に古典的条件付けといえる自信がないので、あえて「的」を二つ付けています)に教えてしまえば、犬が自分で考え、その状態になるためには投げられたダンベルを取りに行って、くわえて戻り、くわえたままオスワリをして待つ、という一連の行動が必要だとわかるのではないでしょうか?実際ちょっとヒントを用いますが、その方がレトリーブはずっと楽に教えられます。

こんなにいろいろな行動を伴うレトリーブでさえ、教えるのは最終形の状態であって途中の行動ではないということになってしまいます。ここでもスピードアップはリミテッドホールドを用いたシェイピングで済むわけです。

ややこしいところでヒーリング。
これも横について歩くことですから、どう考えても行動、しかも継続する行動なんですが、教えたいのは4つの足の進め方ではなくて、人間との位置関係。そしてこれは動きではなく状態なんです。
行動の中の位置関係です。
その部分だけを古典的的にばっちり条件づけてしまうと、人がどんな動きをしようと、あるいは止まろうと、犬の顔は常に同じ場所にあるという、とてもありがたい学習をしてくれることになります。
逆にたとえばオペラント的に行動として教えたヒーリングは、しばしば「ヒール」と言いながら人が動かずにいると、犬だけ前に出てしまう結果を招きます。人と一緒にバックしようとしたら、まったく別メニューで、バックを教えなおさなければならなくなります。

では逆に、普通に使うキューの中で、行動でなくてはならないものってあるのでしょうか?

あります。

前進と後退です。

これは動きを強化しないと、すぐ途中で止まってしまうようになります。
よくあるトレーニングの失敗は、少しでも遠くまで行かせようとして限界にチャレンジし、毎回犬が止まったところで、クリッカーを鳴らしたり、褒めたり、ご褒美をあげたりという「強化」をしてしまうこと。
犬はすぐに場所、あるいはハンドラーとの位置関係で「状態」を学習してしまいます。「いつもこの辺でおやつがもらえる」という学習です。

前進や後退を教えたいとき、とっても大事なのが、「動いていることを強化する」ことなのです。
その際には毎回「マテ」で動きを止めるか、すぐに解除のキューを出しておくと、「マテ」と言われない限り動き続ける、つまり遠くまで行けるようになりやすくなります。(ただし報酬がハンドラーからしか出ないトレーニング法では、そもそもハンドラーから離れたがらなくなってしまいますが)

さて、まただらだらと書いてしまいました。
科学という名の情報にだまされることなく、むしろ科学的な考え方そのものを自分の中に取り入れることで、さまざまな常識の矛盾に気がついたり、新たな発見をできると信じつつ、これからもいろいろ考え、そして実践していきたいと思います。

そんなの関係ない

どんどん過激になってくるトレーニング理論ですが、さらに続けます。

さて、科学的トレーニングの中心となっているオペラント条件付けですが、そしてその代表格とみなされているクリッカートレーニングですが・・・・。

クリッカートレーニングはオペラント学習のためのものなんでしょうか?
オペラント学習は行動に対しての定義です。
行動とは「死体ではできないこと」と行動分析学では定義されています。
はて、行動とは何でしょう?
オスワリは行動でしょうか?
フセは?

行動の定義にどの程度時間軸が関係しているかによりますが、私自身は以下のように考えています。

・オスワリという姿勢に移行する変化は行動である。
・座った状態を維持していることは行動ではない。
・突き詰めれば家庭犬に求められる、いわゆるハウスマナーに行動はほとんどない。
・したがってハウスマナーにおいてはオペラント学習の出る幕は少ない。

これまでの常識を覆すような大胆な仮説かもしれませんが、そう信じています。

では何か?
それは古典的あるいはレスポンデント学習のようなものなんです。
ほとんどのことはそれで済みます。そしてその方が学習効率は高いはずです。

となると、クリッカーの出る幕はあるのでしょうか?
オペラントの先鋒たるクリッカーなのに?

そこで(私の考える)結論です。

オペラントかレスポンデントか?

そんなの関係ない

クリッカーは単なるポジティブ・ブリッジです。
クリッカーは二次強化子なんです。それ以上でも以下でもありません。

そしてこれも私のこだわりですが、クリッカーはハンドラーに提供可能な唯一といってもいいくらいの嫌子を伴わない好子なのです。
手で与えるおやつを例に取れば、おやつは一時強化子ですが、その出現の仕方に嫌子を伴う可能性があります。人が近づく、手が近づく、アイコンタクトが伴う、etc.
特に野生動物や保護犬などで顕著にそれがわかります。

そんなとき、嫌子を伴わない二次強化子がいかに有効か。

それから、新しいことを犬に教えるとき、特にオスワリとかマテなど、ゴールが行動ではなく状態のもの、これはオペラントから状態強化への移行が伴います。
それでもクリッカーが有効なのは、クリッカーが単なる二次強化子だからです。

ついでに言えばルアーは行動のナビゲーションに用いられます。だから状態の強化には向いていないんですね。

誘導はキューになる

誘導は本当に危険です。甘い罠です。気をつけなければです。

誘導は英語だとルアーと言います。なんだか新しいトレーニングみたいです。

誘導もルアーも同じこと、そしてこれはプロンプトの一つです。

プロンプトは犬から行動を引き出すきっかけとなることすべてを指します。

プロンプトは数回繰り返すだけで、すぐにキューになります。オーバーシャドウも同様です。

これが甘い罠なんです。

誘導がなければ行動を起こさなくなるのは当たり前、それがキューになっているから。

ほんの数回誘導するだけで、すぐにキューになります。

だから結果を急いではいけないんです。犬が思いつくのを待たなくては。クリッカーを使っていても使っていなくてもシェイピングの考え方が大事なんです。

そしてシェイピングのコツはマイクロシェイピング。
細かく刻んで刻んで仕上げていくやり方です。

それが結局近道なんです。

じゃまいかのいろいろ

理屈は簡単、だけどうまくいかない・・・。
じゃまいかは「基本的」にしていないし・・・。

基本的に?

そう、どうしても例外はあるもので・・・・。

でもね、
犬の学習に、言い訳は全く通用しません。

ボブ・ベイリーはビデオ撮影することを強く勧めていました。私もそう思います。
ビデオ映像では言い訳が反映されないから。

・騒いでいる犬をおとなしくさせようとして「オスワリ」と言ったら、フセをしてアイコンタクトしている。
(静かになったし、こちらに集中しているからまぁいいか)

・「ヒール」と言ったら、ちょっと離れて座った。
(少しだから自分が一歩近付けばいいや)

・レトリーブをしたらダンベルを落とした。
(面倒だから自分で拾った)

・「オイデ」と言ったらちょっと離れて座った。
(身を乗り出しておやつをあげた)

・ドッグランで「オイデ」と言ったら、遊びに夢中で聞いていなかった。
(友達が見ていて恥ずかしかったので、呼ばなかったことにした)

・面白がって友人が自分の犬にトリックを命じたが違うトリックをした。
(それはそれで受けていたし、かわいがってくれるからまぁいいや)

・友人が「オイデ」と言ったが、来なかったので、「オイデ」を連発した。
(最後は来たし、それまでの「オイデ」がじゃまいかになってるなんて言えない)

・友人が「オスワリ」と言ったが飛びついたので、「だめだってば」と叱った。
(愛情たっぷりに叱られた犬は大喜びしていた)

・自分がいないところで犬が吠えていたようだが、友人たちがうるさいので口止めコングを与えた。
(同じ状況になると毎回吠えるようになった)

・濡れた地面がいやだったらしく、「オスワリ」と言ったが座らなかった。
(うちの子は濡れた地面が嫌いだから・・・)

・アジリティの練習中に吠えたが、練習を始めたばかりだったし、そのまま続けた。
(別に吠えたことにおやつあげたわけではないし)

・犬にアイコンタクトを求めたが見てくれないので、覗き込んだ。
(ぐっと覗き込めばこちらを見てくれるし)

☆トレーニング中に失敗をした。まだ続けたかったので、もう一度同じキューを出した。
(キューを繰り返したらその分だけじゃまいかが増えるけど、成功して終われと習ったから)

じゃまいかってどこにでも転がっています。
せめて、出来そうもない状況で大切なキューを使うことは避けたいですね。

ブリッジの用語分け

一次強化子を約束する弁別刺激をあえてポジティブ・ブリッジと呼ぶようにしようかなと思っています。
そうするとネガティブ・ブリッジという考え方が明確になって、これは負の弱化とつながっていることを説明しやすいかもしれません。

人道的かつ科学的なトレーニングでは、ほとんど好子を出現させるか、消滅させることで行動を強化したり消去するので、正の弱化や負の強化という、嫌子を出現させたり消滅させたりという手法を用いないのだから、ブリッジに関してもポジティブとネガティブでわかりやすく分けられると思うのです。

 | HOME |  »
無料ホームページ アフィリエイト レンタルサーバー 1GB!FC2ブログ(blog)

プロフィール

のいぱぱ

Author:のいぱぱ
やっぱりサモエドが大好きです。
抜け毛がものすごくても、頑固でマイペースでも・・・。
運命の出会いで一緒に暮らすことになったルフトと、最新の科学的な理論をバックボーンに信頼関係を楽しく築いて行きたいと思います。


広告

最近の記事

最近のコメント

最近のトラックバック

月別アーカイブ

カテゴリー

ブロとも申請フォーム

この人とブロともになる

ブログ内検索

RSSフィード

リンク

このブログをリンクに追加する

By FC2ブログ

Powered By FC2ブログ
ブログやるならFC2ブログ