ノイからの贈り物
ノイが居なくなってから早くも半年が過ぎました。ルフトのおかげでだいぶ寂しさは紛れますが、やっぱりことあるごとに思い出します。そして忘れていくことに寂しさを感じたりもしてしまいます。
できることならばまたノイと暮らしたい。その気持ちだけは消えることがありません。
残っていたノイの抜け毛を北海道のりえこさんがすてきなマフラーにしてくださいました。りえこさん、犬の毛のアレルギーが再発してしまい、残念ながら当分注文は受けられなくなってしまったそうですので、私にとっては本当に最後のノイの毛の作品になります。
3種類の編み方で、どれもとってもすてきなマフラーです。
ひとつひとつの作品がノイの分身です。どれをとってもノイとの生活が思い起こされます。喜びと悲しみで胸がいっぱいになります。
でもこうやって、ノイが居なくなって半年も経つのに、りえこさんの手によってノイからの贈り物が感動を与えてくれることに深く感謝します。
りえこさん、ありがとう。そしてノイにもありがとう。
和歌山で
D.I.N.G.O.のインストラクターを目指す方のためのトレーニングキャンプに行って来ました。今回はルフト連れで、4泊5日和歌山の旅です。
イベント中はただ待っているだけなので、ルフトには退屈だったかも知れませんが、比較的良い子にしていてくれたと思います。たくさんの人や犬が居る中では落ち着いていてくれるだけで十分。そこでオスワリやフセができなくても、不安を感じないで居てくれるようにさえなれば、連れて行った甲斐があります。早くから社会化を意識していたからだと思いますが、そして興奮レベルのセルフコントロールを養うよう努めたからか、慣れない環境を恐がりもせず、他の犬に過度な興奮も見せませんでした。
これは実はとってもありがたいことです。行動はいつだって教えられるから、こういった社会化こそ大事にしていきたいからです。
このまま順調に育ってくれることを願っています。トレーニングよりずっと大事な社会化・・・。
不要なストレスを抱えることのない犬に育ってくれますように。
トイレ
トイレトレーニングは子育ての中ではかなり重要なポイントだと思います。なぜならそれが失敗するとすごく苦労するからです。
ルフトも最初は管理によって失敗を経験させないようにしていましたが、オフィスの中でどんどん活発になっていく子犬をサークルやクレートで管理するのはかなり大変で(面倒くさくて)、どうしても自由にする時間を長くしてしまいます。そうなると当然失敗も経験させることが多くなって、子犬には正解がわかりにくくなってきます。
そしてなによりも良くないのは、失敗を叱ること。ほとんどの場合叱られた(いやな思いをした)原因がおしっこをした、そのことにあると思ってしまうからです。その結果、人前でしないようになります。人が見ていない隙に、あるいは物陰で、急いでするようになってしまうのです。これはやばい悪循環を生みます。
オフィスの床とトレーニングジムはすべてタイルカーペット(50cm四方のカーペット)で敷き詰められています。フローリングより犬の足に負担にならないこと、音が出にくいこと、視覚的にくつろげることなどがタイルカーペットを選んだ理由ですが、普通はおしっこが染込むから良くないと思われがちです。
カーペットは全部で数百枚敷き詰められていますが、実はすべて置いてあるだけで、すぐに取り外して洗うことが出来ます。そしてスペアが敷いてあるのと同じくらいあります。これがポイントで、ちょっとでも汚れたら気軽にスペアと交換し、汚れたほうは洗って乾かすようにしているんです。
そのおかげでおしっこの失敗にはそれほど発狂することもなく、穏やかに受け止められるわけです。洗えばいいだけだから。
実はカーペットとトイレシートは子犬にとって、かなり似た足裏感覚のようで、その差を理解させるのはちょっと大変です。でもそれだけにこの状態でトイレトレーニングが出来ると、人のお宅にお邪魔した際にも失敗する可能性が少なくなります。
さてルフトですが、広いスペースに出してもだいぶ失敗が少なくなってきました。特に今朝は良い感じです。成功の頻度が7割くらいになれば学習はどんどん進むのでしょうから、カーペットを洗う回数も減ってくると思います。
トイレはノイのときにとても助かったので、室内ならお風呂場でするという状態に持って行こうと思います。トイレトレーでは場所をとるしはみ出すことがあるからです。今はトレーをお風呂場の前まで移動してきました。もうすぐお風呂場に移します。
ちなみにお風呂場がくさくならないかという心配があると思いますが、キッチンハイターを薄めたもので洗うとぜんぜん匂いが残りません。下手な消臭剤よりはるかに強力です。ただ犬がなめると良くないので十分に流す必要はあります。
帰国
先ほど無事帰国しました。
ウルフパークのツアーは大成功。そしてその後はオハイオのケンマッコートのところにおじゃまして、楽しく過ごしてきました。
さて、2年前の社会化期に一緒に遊んだオオカミは私をどう迎えてくれたのでしょうか?
ご覧のように大歓迎してくれました。社会化プログラムの成果はすばらしくて、2才になったオオカミたちはとてもフレンドリーでした。
私を覚えていてくれたか?それははっきり解りません。なぜなら参加者みんなにフレンドリーだったからです。でももしかしたら少し私のところに長くとどまってくれたかな?
それはともかく、身近にオオカミと触れあえて、参加者一同大満足な旅でした。
一方10日ぶりのルフトは・・・
今回もまた、しろめりさんのところで元気に幸せに過ごさせていただき、一回り大きくなっていました。
ぴかぴかに洗っていただき、立派なサモエドになっていました。しろめりさんありがとう。
Are You?
ルフトと初めて「いつもの広場」に行って来ました。
この「いつもの広場」とは、家から最も近い、そして先代のノイと夜な夜なトレーニングに励んだ思い出深い場所です。
今でも親しくしている犬友達ともここで出会いました。
さっそくルフトのデビューに合わせて連絡を取ってみたら、あゆちゃんが会いに来てくれました。ノイのことを良く知っているわんちゃんや飼い主さんとお会いすると感無量になります。リサイクルなら「缶無料、瓶有料」といったところでしょうか。
あゆちゃんはとってもおだやかな柴犬で、いつでも他犬と上手な距離を取ってくれるから、今のルフトを会わせるのにも理想的。そして飼い主さんともつもる話をさせていただいて、短い時間でしたが、有意義な「公園デビュー」を果たせました。
二人で横を向いているのは、まずあゆちゃんが「落ち着いてね」という合図を出し、ルフトが「ハーイ」と言っているのでしょう。
良いおつきあい
仕事がてら施設のドッグランでルフトをエディ&モネと遊ばせました。
まだまだルフトはよたよたしていますが、それでも毎日成長しているのが見て解り、とても頼もしいです。
特に身体的運動能力以上に、他犬とのつきあい方が上手になってきて嬉しい限りです。それは節度を持ったつきあい方という感じで、相手の気持ちを察するという変化であり、上手に遊ぼうという気持ちの表れでもあります。
かつて犬の子孫はオオカミだと言われ、犬はみんな縦一列の序列を作るものだと教えられましたが、最近の学者は様々な理由からそれを否定する方に動いているようです。
犬はオオカミの子孫ではなく、むしろジャッカルやコヨーテやオオカミが、みな「犬」という本流から派生した種であるという考え方で、同時にそれまで参考にされていたオオカミ社会のルールは、実はあまり犬の習性を見るときに参考にならないという見解が定着してきました。その最たるものが「多くの犬はあまり序列を気にしない」というものです。ただ状況によって自分が得意とするフィールドではその子が上に出るというのはあるようです。
たとえば水に入れば泳ぎのうまい犬が偉くて、ドッグランでは足の速い犬が偉い、という感じです。
そういった見方で犬を見るととても納得できます。特に去勢したオスの場合にそれは顕著で、エディもまったく序列を気にしません。
こういった犬たちが遊んでいるのを見ると実に平和です。心が和みます。
ルフトもきっと序列を気にしない犬になってくれると思います。
序列を気にするのは多くの場合、未虚勢のオスがより良いメスを得ようとする繁殖本能に起因しており、熱心なマーキング同様、家庭犬としては困った状況を生みやすいと同時に、犬自身のストレスも大幅に増大させてしまうことになるわけです。
できるならば平和に穏やかに、一緒に過ごしたいので、ルフトには弱肉強食の野生のルールを知らずに育ってもらいたいと願っています。
5月30日に
ルフトが3か月齢を過ぎ、5月30日という私にとって特別な日を迎えました。
それは先代のノイが私のところに来た日なのです。
このころにはまだ耳が立っていなかったノイ。私の無知故に幼いノイにはずいぶん不要なストレスをかけてしまいましたが、あのころの私たちはお互いに一生懸命でした。
同じ年頃になって、ルフトとノイを比較してしまうことがあります。うっかり「ノイ」と呼んでしまうことも・・・。
そんなとき私はどうしてもさびしい気持ちになってしまいます。そしてルフトには申し訳ない気持ちに。
これからは天真爛漫なルフトに支えられながら、ルフトの明るさをスポイルすることなく、ナチュラルなトレーニングを通じて深い信頼関係を作っていきたいと思います。
ノイと築いた関係を、いやそれ以上の信頼関係を築いていきたいなと思います。
たくさんの犬を見ることより、たった1頭の愛犬と、とことん向かい合うことで見えてくる真実。それを教えてくれたノイに報いるためにも、ルフトとしっかり対話していきたいと思います。
















