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ペットロスはかかわりの深さに比例する

基本に忠実なクリッカートレーニングでは直接動物との絆を深めることは難しい。
クリッカーによって築くのはルールだ。
ヒト社会で上手に生きていくためのルール。迷惑をかけず、自分自身も楽しく暮らせるようなルールを学んでもらうことが目的。
だからヒトが替っても同じルールで接してあげれば要らぬストレスをかけずに済む。誰とでも上手に付き合えるようになる。
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一方絆はもっと五感に直結したコミュニケーションがいい。そして「距離の対話」が極めて重要になる。
効率よく短期間に、というわけにはいかない。
こちらの気持ちを伝えること、それには一貫したメッセージが重要。たとえば「ダメ」という言葉が、あるときは徹底され、あるときはまぁまぁ許されるというのでは絆のもとになる信頼関係が生まれない。
絆は信頼関係がベース。信頼関係のベースはルールの確立。
たとえばいつも怒っている人は、それはそれで信頼関係が生まれる。相手の行動が予想できるからだ。禁止したり許したり、褒めたり叱ったりが一貫していない人とは信頼関係が生まれない。

少しでも相互の理解を深め、気持ちが通じ合うようになりたい。
そのために勉強する。
動物からのサインを科学的に読み、自分が伝えたいことを動物に解る形で伝える、その方法をひたすら学ぶ。

そうやって全力で向かい合い、連れ添ってきた動物とは深い絆が生まれる。
それはそれは素晴らしい世界だ。
おそらく動物のQOLも高まっているはず。

ただ、いいことばかりではない、ということは知っておかなければならない。
いつか来るお別れは、関係が深まれば深まるほどつらいものになる。
仕方ない事だし目をつぶっていてはいけない事だ。

つらいペットロスを覚悟しなければならない。

それでもより深い絆を求め続ける価値がある。

それだけ動物のQOLが上がる。

これから動物の勉強を始めようとする方は、先にそういう覚悟を持っていて欲しいと切に願う。

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犬ってすごい

 実は科学的な理論をベースにしたトレーナーに関して言えば世界的傾向でもあるのだが、私たちもトレーニングやコミュニケーションの範囲を犬だけではなく、猫、鳥、ウサギとどんどん広げている。

 なぜかというと同じだからだ。

 過去にも書いたが、学習の理論やコミュニケーションの理屈は多くの動物が全く同じと言ってもいいと思う。
 異なるのは主に(野生下での)生活環境に根ざした生き残るための習慣の違い、あるいは目的を持って代々繁殖されてきたコンパニオンアニマルの学習による違いで、それが用心深さや好奇心、あるいは依存性や攻撃性などに表れてくるのだと思う。

 洋犬と和犬のちがいや、犬種特性などが良く語られるが、基本は同じ。異なるのは(家庭犬の場合)だれがどんな繁殖をしてきたかだと思う。

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 「サモエドは本来シベリアの犬で、人にはフレンドリー・・・・」などと犬種図鑑に書いてあると、みんなそれを信じてしまう。
 しかし犬種特性よりはるかに影響が大きいのは、いわばブリーダー特性。

 日本犬らしさを求める繁殖の柴と、アメリカで繁殖を繰り返されてきたシバは、外見は似ていても行動が全然違う。ざっくり言ってしまえばゴールデンのようなシバにアメリカで何度か出会った。

 そしてさらに視野を広げていけば、犬以外の動物たちも同じなんだなぁと感じることが実に多い。
 もちろん「行動を教えること」に関しては全く共通だ。極力その動物が平常心を保てるような環境に気を使い、その動物がその時に欲するものを理解出来れば必ず学習する。

 学習の遅い早いはあるだろうがそれ以上に影響が大きいのは警戒心と好奇心。どちらかが勝るタイプ、どっちも旺盛、あるいはどちらも薄いタイプなど様々だが、それは十分に考慮しなければならない。


 どうも犬の飼い主たちは(自分も含めて)ちょっと犬に期待しすぎる傾向がある。

 特に「がまん」に関してだ。
 
 客観的に見て「よくこの犬はこの理不尽な状況を我慢しているなぁ」と感じることが多々ある。

 犬は我慢強い。

 他の動物を見ているとつくづくそう思う。
 きっと1万年以上にもなる人との暮らしを通じて淘汰、あるいは進化してきたのだろう。

 学べば学ぶほど、犬は特別と感じることが多くなる。
 不思議だ。

 犬の行動に不満を持つ人は、ぜひ他の動物を飼ってみるといい、と言ってしまいたいくらい、他の動物は犬のようには我慢してくれない。
 特にインコ、オウムを飼ってみるといい。
 鳥との相互コミュニケーションがどれだけ難しいか。鳥がどれだけ誤解に厳しいか。
 たった一度の失敗がどれだけその後の関係修復に時間がかかることになるか、経験してみるといい。

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 石綿の愛鳥イヴちゃんは、いわゆる臨界期を「荒」の状態で過ごしてきた、ヒトとの関わりの少なかったボタンインコ。
 なので、かなり野生っぽい。
 本能のスイッチが入りやすく、好奇心も旺盛だが警戒心がすごく強い。
 たまにしか会わない私はいまだに触ることができない。というか私がいやな学習をさせることを恐れてチャレンジしていない。

 前脚すらない鳥たちは、犬以上に口を使う。
 発声も咬みも多用する傾向がある。
 イヴちゃんの咬みもなかなかのものだ。私は怯(ひる)む。
 怯んだ時点ですでに私には上手なコミュニケーションを図る資格がない。
 しかし悪い学習もさせていない。したがっていつかは仲良くなれるチャンスがある。

 こういう用心深さ、相手への敬意、失敗させないことへの認識は、鳥から学ぶことがとても多い。
 そこで得た知識と経験は難しい犬とでさえも何とかうまくやっていけそうな自信につながる。少なくとも敬意を持って慎重に観察する習慣は役に立つ。

 犬の勉強をしている方で、もっと視野を広げたいと思っている方はぜひ鳥のクラスに見学で参加してみてはどうだろう。
 きっと鳥のオーナーたちは快く一緒にトレーニングさせてくれると思う。
 そしてその時こそ、ここに書いてあることを直接体験し、納得してもらうことができるはず。

 動物たちはみんな違う。だけどみんなおんなじなんだ。
プロフィール

のいぱぱ

Author:のいぱぱ
やっぱりサモエドが大好きです。
抜け毛がものすごくても、頑固でマイペースでも・・・。
運命の出会いで一緒に暮らすことになったルフトと、最新の科学的な理論をバックボーンに信頼関係を楽しく築いて行きたいと思います。

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