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キューの弁別不要論

 ケンとのツアーから帰り、ルフトともようやく再開できて私は大喜び。ルフトも、まぁまぁ・・・
 ちょっとひと段落な状態です。

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 さて、久々の「これまでのトレーニング理論に物申す」シリーズ(って、そんなの無いけど)

 ずっと気になっていたことですが、ようやく自分の中で結論が出たことの一つに、クリッカートレーニングにおける最終段階の「キュー乗せ」と「クリッカーの引き上げ」があります。

 従来(私も含めて)行動が70%以上の確率で定着してきたら、そこでランダムにキューを乗せていき、キューの出た後だけ行動に報酬が出る、キューの出ない時には行動の後に何も起きない、というキューの弁別作業を終えてからクリッカーを引き上げるというのが定説でした。

 でもこれ、やってみると、なかなか効率が悪いです。犬にも無駄なストレスをかけているような気がしてなりません。もはやごほうびトレーニングという名のいじめです。

 で、結論から言うと、この効率の悪いプロセスは無い方がいいと思います。

 どうすればよいかというと、ランダムなキュー乗せをせず、キューを乗せるときには徹底的にキューを乗せ、「キューを出さない」というタイミングを作らないのです。
 そのまま犬の記憶メカニズムが短期記憶から中長期記憶に移行するまで、クリッカーを使い印象的なエピソードもくわえながら、意識から無意識になるようにエクササイズを続けます。いわゆるマッスルメモリー状態ですね。

 で、そこでいきなりクリッカーを卒業します。

 それからは普通にキューを出し行動が出たら褒めて報酬。
 報酬のカタチは、いわばご褒美という外的報酬から危機回避本能をベースとした内的報酬に移行する感じ。でももうクリッカーは使いません。

 もちろんそのあとで勝手に行動しても何も起きない、何も得られないという状況は作ります。

 思い出したときにはキューを出し、できれば褒める。できなければ最小限のプロンプトを用いることで、記憶を整理してもらう。
 それが一番効率がいいように思います。


 考えてみれば私は「ランダム」というメソッドをあまり好きではないのかもしれません。人間は本当のランダムを作れないから、どうしても犬にとって何らかの法則をができてしまう可能性が高くなるからです。
 私は「ランダム」を考えると、とても緊張し、困惑してしまいます。

 さらに、人がクリッカーを持つというのはトレーニングされた犬にとってそれ自体がかなりの強化子となり、その状態で「キューが出ていない時は行動しても無駄」というセッションを行うことにはさまざまな弊害が考えられます。負の弱化が最たるものですね。

 もう私はランダムなキュー乗せをしません。人にもお勧めしません(きっぱり)

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もやもやが解決しました。
わたしも、最後のコマンド乗せがうまくいかないことが多く、むしろ連続でしっかり犬に伝えた方が効率がよいと感じていました。
しかし、それは「ゆき」という固体に限っての事であって、それぞれの性格に左右されるモノだと考えていました。

のいぱぱさん!
ありがとう!
あーすっきりした。

すっき

トレーニングの疑問っていろいろありますよね。
答えもいろいろあるんだとは思いますが、やはり納得いかないと効率悪くなるから、とことん考えて納得したいですね。

すっきり

私もすっきりです。
やっぱりランダムって難しいですよね。
実は最近レッスンでは、生徒さんに両方を
お伝えするようにしていました。
どうしてもランダムに無理があって、ワンちゃん
自身も弱化して見て取れるって感じでした。
あ~すっきりです。

ぜひ

ぜひランダムなしでやってみてください。
きっと犬の学習ストレスは減りますよね。
そしてハンドラーの苦労も低減されるはず。
トレーニングの理論はシンプルなほどいいですものね。
プロフィール

のいぱぱ

Author:のいぱぱ
やっぱりサモエドが大好きです。
抜け毛がものすごくても、頑固でマイペースでも・・・。
運命の出会いで一緒に暮らすことになったルフトと、最新の科学的な理論をバックボーンに信頼関係を楽しく築いて行きたいと思います。

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