ペットショップとのコラボレーション
札幌&青森でイベントをしてきました。
札幌ではTenTenさんという大手ペットショップさんで私たちの提案によるデモンストレーションを2日間にわたりさせていただきました。

今回で2回目ですが、お店のショールームで子犬たちの性格やシグナルをライブで解説するというエキサイティングな試みです。
また主に16週齢までの脳を育てる社会化プログラムをご紹介したり、パピーのクリッカートレーニングを実演したりもしてきました。
ご覧くださったお客様には、できる限り役に立つ情報をご提供できるようにがんばりましたが、私たちにとっても、いろいろな子犬とじっくり向かい合え、とても勉強になるありがたいお仕事です。
つくづく子犬の柔軟性と学習能力はすごいと思ってしまいます。
まだ2回目ですが、学ぶことはたくさんありました。
たとえばガラスケースでの生態販売は子犬のストレスになるからよくないという考え方があります。私もそうだろうなと思っていました。
ところがレイ・コピンジャー博士から学んだ「動物が不安を感じるようになる時期」の前からガラスケースにいる子犬は、外からガラスをたたかれても気にしないのです。
中に入ってちょっと正面から近づこうとするだけで不安を見せていた子犬でさえ、ガラスの外を行き来する人間、ガラスをたたく音には何の不安も見せませんでした。
これは常識の盲点です。
びっくりしましたが、すぐに理解しました。「なるほど、クリティカルピリオドというのはこういう風に作用するんだな」
つまり生まれたての子犬は目にするものがすべて「生まれてはじめて」ですので、それをいちいち怖がっていては生きていけないわけです。で、生命の神秘ですが、そのころに見たものはみんな受け入れてしまうわけです。もちろん親の保護下という条件がなければ生き残れないでしょう。
そしてある程度の経験をつんだ時点で、そろそろ未知なる物には警戒を見せるようになります。これまた生き残るために必要な学習です。
ショップにいた子犬はガラスケースという環境を時期的にストレスなく受け入れ、そしてその後に外の環境や外部の人間に対して警戒を見せるようになる可能性がある、という事実を発見しました。びっくりです。
皆さんの中にも生体販売をするペットショップに反対の考えをお持ちの方もいらっしゃると思います。
私も最初はなんとなくそう思っていました。
しかしその後、ペットショップではなくブリーダーさんから直に子犬を買う人が増え、それに伴う悲劇をたくさん耳にするにつれ、問題なのはペットショップで生体販売することそのものではなく、その売り方、お店の姿勢などが大切なのだと思うようになりました。
これはブリーダーさんもしかりです。
よいブリーダーさんもたくさんいますが、そうでないところもあります。
むしろ車などを例に取れば、新車を工場から買うことはなく、車はカーディーラーから購入するのが常です。なぜディーラーがあるかといえば、工場と購入者の間の重要なインターフェースとなっているからです。
良いペットショップが自動車産業におけるカーディーラーのように、ブリーダーさんと飼い主の間で重要な役割を担うようになれば、実はそれがもっとも健全な形なのではないかと今では思っています。
そしてそこにはレイコピンジャー博士から学んだきわめて大切なこと、16週齢までに脳の8割が出来上がってしまう子犬の社会化(&知育)、というプログラムにもっともふさわしいフィールドがペットショップたりえるという事実があったのです。
そのためにはショップの環境整備や、スタッフの猛烈な学習が必要でしょう。
それに買いに来る消費者も学ばなくてはなりません。
これらのことが実現できれば、まさに未来に向けたモデルケースにすらなると思います。
幸いなことにTenTenさんは私たちの提案にとても興味を持ってくださり、そしてさまざまな試みを積極的に受け入れてくださいました。
これからどんな展開になっていくのか、責任は重大ですが、とてもわくわくします。
そしてオフの時間。
虹をバックに北海道の原野で、連れて行った愛犬たちの記念撮影を行いました。

この辺のことについては、また改めて。
札幌ではTenTenさんという大手ペットショップさんで私たちの提案によるデモンストレーションを2日間にわたりさせていただきました。

今回で2回目ですが、お店のショールームで子犬たちの性格やシグナルをライブで解説するというエキサイティングな試みです。
また主に16週齢までの脳を育てる社会化プログラムをご紹介したり、パピーのクリッカートレーニングを実演したりもしてきました。
ご覧くださったお客様には、できる限り役に立つ情報をご提供できるようにがんばりましたが、私たちにとっても、いろいろな子犬とじっくり向かい合え、とても勉強になるありがたいお仕事です。
つくづく子犬の柔軟性と学習能力はすごいと思ってしまいます。
まだ2回目ですが、学ぶことはたくさんありました。
たとえばガラスケースでの生態販売は子犬のストレスになるからよくないという考え方があります。私もそうだろうなと思っていました。
ところがレイ・コピンジャー博士から学んだ「動物が不安を感じるようになる時期」の前からガラスケースにいる子犬は、外からガラスをたたかれても気にしないのです。
中に入ってちょっと正面から近づこうとするだけで不安を見せていた子犬でさえ、ガラスの外を行き来する人間、ガラスをたたく音には何の不安も見せませんでした。
これは常識の盲点です。
びっくりしましたが、すぐに理解しました。「なるほど、クリティカルピリオドというのはこういう風に作用するんだな」
つまり生まれたての子犬は目にするものがすべて「生まれてはじめて」ですので、それをいちいち怖がっていては生きていけないわけです。で、生命の神秘ですが、そのころに見たものはみんな受け入れてしまうわけです。もちろん親の保護下という条件がなければ生き残れないでしょう。
そしてある程度の経験をつんだ時点で、そろそろ未知なる物には警戒を見せるようになります。これまた生き残るために必要な学習です。
ショップにいた子犬はガラスケースという環境を時期的にストレスなく受け入れ、そしてその後に外の環境や外部の人間に対して警戒を見せるようになる可能性がある、という事実を発見しました。びっくりです。
皆さんの中にも生体販売をするペットショップに反対の考えをお持ちの方もいらっしゃると思います。
私も最初はなんとなくそう思っていました。
しかしその後、ペットショップではなくブリーダーさんから直に子犬を買う人が増え、それに伴う悲劇をたくさん耳にするにつれ、問題なのはペットショップで生体販売することそのものではなく、その売り方、お店の姿勢などが大切なのだと思うようになりました。
これはブリーダーさんもしかりです。
よいブリーダーさんもたくさんいますが、そうでないところもあります。
むしろ車などを例に取れば、新車を工場から買うことはなく、車はカーディーラーから購入するのが常です。なぜディーラーがあるかといえば、工場と購入者の間の重要なインターフェースとなっているからです。
良いペットショップが自動車産業におけるカーディーラーのように、ブリーダーさんと飼い主の間で重要な役割を担うようになれば、実はそれがもっとも健全な形なのではないかと今では思っています。
そしてそこにはレイコピンジャー博士から学んだきわめて大切なこと、16週齢までに脳の8割が出来上がってしまう子犬の社会化(&知育)、というプログラムにもっともふさわしいフィールドがペットショップたりえるという事実があったのです。
そのためにはショップの環境整備や、スタッフの猛烈な学習が必要でしょう。
それに買いに来る消費者も学ばなくてはなりません。
これらのことが実現できれば、まさに未来に向けたモデルケースにすらなると思います。
幸いなことにTenTenさんは私たちの提案にとても興味を持ってくださり、そしてさまざまな試みを積極的に受け入れてくださいました。
これからどんな展開になっていくのか、責任は重大ですが、とてもわくわくします。
そしてオフの時間。
虹をバックに北海道の原野で、連れて行った愛犬たちの記念撮影を行いました。

この辺のことについては、また改めて。
コメントの投稿
こんにちは!!
のいぱぱさん昨日はお立ち寄り戴き有り難うございました。
主人が留守にしてまして申し訳なかったです…
お会いしてからずいぶんと年月も経ってしまいましたが
覚えていてくれて嬉しいと主人も言っておりました。
最近は専門学校の授業だけで手一杯(^_^;)
持てる物を全て教えてはいるのですが、なかなか今時の若者相手は大変なようです(笑)
また何処かでお会い出来るのを楽しみにしております。
のいぱぱさん昨日はお立ち寄り戴き有り難うございました。
主人が留守にしてまして申し訳なかったです…
お会いしてからずいぶんと年月も経ってしまいましたが
覚えていてくれて嬉しいと主人も言っておりました。
最近は専門学校の授業だけで手一杯(^_^;)
持てる物を全て教えてはいるのですが、なかなか今時の若者相手は大変なようです(笑)
また何処かでお会い出来るのを楽しみにしております。
クマジの代理さま
書き込みありがとうございます!
お伺いしたとき(http://www.neuhaus.jp/sam02/sam_0257.html)、こんな私をいやな顔一つせず温かく迎えてくださったお二人には今でもとっても感謝しています。
あの時に頂いたアドバイスもいまだに忘れません。
そして利久の牛タン・・・・・。
実は犬の学校に勝手にお邪魔した後、しっかり食べに行きました。やはりとってもおいしかったです。
専門学校のお仕事、大変ですが頑張ってくださいませ。
またお会いできるのを楽しみにしています。
本当は競技会で愛犬が活躍するところをお見せしたいのですが、トホホな状態で・・・・。(涙)
お伺いしたとき(http://www.neuhaus.jp/sam02/sam_0257.html)、こんな私をいやな顔一つせず温かく迎えてくださったお二人には今でもとっても感謝しています。
あの時に頂いたアドバイスもいまだに忘れません。
そして利久の牛タン・・・・・。
実は犬の学校に勝手にお邪魔した後、しっかり食べに行きました。やはりとってもおいしかったです。
専門学校のお仕事、大変ですが頑張ってくださいませ。
またお会いできるのを楽しみにしています。
本当は競技会で愛犬が活躍するところをお見せしたいのですが、トホホな状態で・・・・。(涙)
そうですよね。。。
子犬の社会化を考えて、知育しながら販売してくれて、それこそアフターケア で、その後の相談にも乗ってくれるようなショップこそ、今の日本には必要な気がします!
ここタイに来て、全国から駐在している家庭の方で、犬のことを勉強したいけど、そういう場所もない。。。という方が多くてびっくりです。
もちろん、どこでそういった知識を得るか。。。ということに興味をもってくださる方達だったら、ほっておいても大丈夫なんでしょうね。
子犬を買ってしまったのだけど、育て方を教えてください。。。という方も多いです。
まさに、ショップが私達とのつなぐ場所になる。。。ということも、とってもいいですね♪
さすが、やっぱり目のつけどころがすばらしいDINGOだ~!*^^*
ここタイに来て、全国から駐在している家庭の方で、犬のことを勉強したいけど、そういう場所もない。。。という方が多くてびっくりです。
もちろん、どこでそういった知識を得るか。。。ということに興味をもってくださる方達だったら、ほっておいても大丈夫なんでしょうね。
子犬を買ってしまったのだけど、育て方を教えてください。。。という方も多いです。
まさに、ショップが私達とのつなぐ場所になる。。。ということも、とってもいいですね♪
さすが、やっぱり目のつけどころがすばらしいDINGOだ~!*^^*
ラナグーままさん
タイで頑張っていらっしゃいますね。
心強い限りです。
犬をめぐる状況も刻一刻と変わってきていて、常に柔軟に、そして水平思考で先を見据えた考え方ができるようでないと、正しいメッセージは発信できなくなりますね。
情報にアンテナを張り巡らせ、心を引き締めて、冷静に判断していけるよう、私たちも頑張らなくては!
心強い限りです。
犬をめぐる状況も刻一刻と変わってきていて、常に柔軟に、そして水平思考で先を見据えた考え方ができるようでないと、正しいメッセージは発信できなくなりますね。
情報にアンテナを張り巡らせ、心を引き締めて、冷静に判断していけるよう、私たちも頑張らなくては!