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失敗するならハンドラーが

たとえば競技会中に犬が脚側から離れてしまうことってありますね。

「あ~っ、行っちゃった」という状態です。

で、そんな時は普通あわてて呼び戻します。
一度で来なければ何度も、そしてだんだん強く、呼び戻します。

これ、みんな犬の失敗だと思うわけです。

犬に失敗を経験させてしまった状態です。

脳の記憶のメカニズムから言って、失敗を経験することのダメージは非常に大きいです。
失敗の記憶が脳に残ってしまうから、次回も成功の記憶以上に印象的だった失敗の記憶が呼び覚まされてしまうからです。

あなたがもし車でどこかに行こうとしてさんざん道に迷ったら、おそらくあなたの脳にも間違えた道の記憶がたっぷり刻み込まれてしまうでしょう。
次に同じ場所に行くときも。間違えた道の記憶がじゃまをして、なかなか正しい道を思い出すことができなくなるはずです。
で、また道を間違える。
さらに正しくない記憶が蓄積されていく。
あなたの頭の中には正しい記憶が5%と間違えている記憶が95%残ります。
再チャレンジしても、「あ、この道覚えている」、「この曲がり角には記憶がある」という情報がほとんど道に迷っている最中の記憶なのです。
これではとてもじゃないけど、遠回りせずに正しい道で目的地にたどり着くことはできないでしょう。

だから犬に失敗を経験させてはいけないんです。
犬に失敗の記憶を残せば、その印象で正しい判断ができなくなるからです。

091129.jpg

さて、冒頭の「競技会中に犬が脚側から離れてしまう」ようなケースでは、もはや減点なしでやり過ごすことはできません。
しかし犬に失敗をさせるのではなく、ハンドラーが減点覚悟の失敗をすることで、犬には失敗を経験させずに済む道があるのです。

たとえば犬が離れてしまう前にダブルコマンドを用いる、なんていうのもそうです。

たとえば犬が離れてしまう瞬間に「オッケー!」と開放してしまう、なんていうのも大胆ですが犬に失敗を経験させないという点で有効です。

犬自身に失敗させないためにハンドラーが失敗をする。

人間は犬よりずっと楽に失敗を修正できますから、世間体も忘れ、減点も覚悟の上で、自らの失敗を恐れず、犬の成功を持続させるように努めましょう。

コメントの投稿

非公開コメント

大胆なお考えに拍手を送りたい!
というか教室では結構つかってますよね。

待ての練習で 犬の筋肉のどこかが動いたら 「OK」言ってしまう ってね。
犬は動くつもりだった? うまい!というか ごまかしというか。犬はわかってくれる。そう
犬は思うより柔軟な脳をもっていますよね

このブログの写真 最高! ルフトの右足とAさんの右足がそろっている、伸ばし加減も同じ

先月は大変大変お世話になりました!!
Aさんの柔軟なお考えは、いつもとても参考になりました。

人間は我が身かわいさで、ついつい犬にとって邪魔な行動をとってしまいがちですよね。じゃまいかとか。。。
今後も肝に銘じて、彼らと接していきたいと思います!

グラままさん

ありがとうございます。
写真は一瞬よく見えるタイミングなんですね。実際はひどいヒーリングでしたから(笑)。

なつのきさん

研修、ひと段落ですね。
さびしくなりますが、これからもがんばってくださいね。
私ももっともっと頑張ります。
プロフィール

のいぱぱ

Author:のいぱぱ
やっぱりサモエドが大好きです。
抜け毛がものすごくても、頑固でマイペースでも・・・。
運命の出会いで一緒に暮らすことになったルフトと、最新の科学的な理論をバックボーンに信頼関係を楽しく築いて行きたいと思います。

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