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「オスワリ」に「マテ」はいらない

無意識に「オスワリ マテ」と言っている方が非常に多いですが、犬の目線でヒトが発する言葉をキューとして冷静に考えた時、これは犬を混乱させる言葉の一つなのではないかなと思っています。

要するにオスワリしたままじっとしていて欲しい時に「オスワリ マテ」と言うんですが、そうするとオスワリだけどマテじゃない時もあるんでしょうか。

きっと無いと思います。

つまり「オスワリ」には必ず「マテ」が含まれているんです。

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違う言い方をすると、「オスワリ」というキューは、オッケーと解除されるか、「ヒール」などの後からのキューによって失効するまで、その姿勢を維持すること、という定義であるべきなんです。

だから「オスワリ マテ」はダブルコマンドです。

特別な事情で「オスワリ」=一瞬お尻を地面につけること、と定義する必要があるなら別ですが、通常のハウスマナーではそういった行動ではなく、状態として「オスワリ」を定義付けてあげるべきだと思います。

私がいつも提唱している「行動」と「状態」の教え方の違いです。
行動はオペラントで、状態はレスポンデントで教えた方が早い。

そしてフセでもタッテでも、「マテ」は不要です。
「フセ」でも「タッテ」でも、待たなくて良い時はありません。

「マテ」の定義は動きを止めること。
だからオスワリしている犬が動きそうになった時に「マテ」を言うのは理屈が通っています。

ただしこれはこれでその前の「オスワリ」が失敗しているのに、そのまま別のキューである「マテ」を使ったから「じゃまいかの禁止」に抵触しています。(笑)

するとどんどん「オスワリ」が持続できなくなるスパイラルに突入します。

この辺、ちゃんと筋を通すと犬にわかりやすいんですけどねぇ・・・・。

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のいぱぱ

Author:のいぱぱ
やっぱりサモエドが大好きです。
抜け毛がものすごくても、頑固でマイペースでも・・・。
運命の出会いで一緒に暮らすことになったルフトと、最新の科学的な理論をバックボーンに信頼関係を楽しく築いて行きたいと思います。

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