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犬の責任感

クリッカートレーニングを代表とするリウォードベースドモチベーショナルトレーニング(報酬をベースとした動機付けによるトレーニング)は、なにか新しいことを教えるのが得意です。

だからトリックなどはいくらでも教えられると思います。

ところが犬のトレーニングには大別して二つの要素があって、新しいことを教えた後には、それをいつでもどこでもキューによって確実に実行してもらう必要があるわけです。

このキューを確実に実行してもらう部分のことを「犬の責任」と呼んだりすることがありますが、これまでのリウォードベースドモチベーショナルトレーニングでは最も苦手とされていた部分です。

だから気が向けばいろんなことができるが、気が向かなければなにもやってくれない、という致命的な弱点となっていました。

エサが無ければ何もやらない、などと言われたりもしていました。
報酬が動機の場合、他の刺激がそれに勝ればリクエストした行動は当然後回しになるからです。
私たちだって食べることを後回しにしてもやりたいことってたくさんありますよね。

さて、いわゆる服従訓練の場合、文字通り服従を求めていますが、その動機を正の弱化(正の罰とも呼ばれます)に頼る、つまり[やらなければいやなことが起きる]という学習が中心になっています。
そういうトレーニングの場合、逆にして欲しいことには負の強化を使うことも多いようです。つまり「やればいやなことが消える」という原理です。

犬の責任、というと正の弱化と負の強化を用いることが分かりやすく、手っ取り早いのですが、正の強化を主に用いる私たちとしては、できるだけ正の弱化と負の強化は用いたくないわけです。

すると残る道はただ一つ。

して欲しくないことをやめてもらう。いつでもどこでもキューによってして欲しいことを実行してもらう。

そのために使える原理は負の弱化です。

だから私たちはもっともっと、人道的、かつ科学的な負の弱化の用い方を研究するべきだと思っています。

トレーニングをする目的、キューを出した時には確実にそれに従ってもらいたい理由は、ほかでもなく、大切な愛犬の命を守るためだからです。

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負の弱化

最近、負の弱化は4つの法則の中で一番使い方が
難しいのではないだろうか、と思うようになりました。
こちらの判断ミスでは、正の弱化になりえてしまうので、
それでは何のために「人道的に」と考えているのか、分から
なくなってしまいます。

やはり私たちが、もっとしっかり勉強しなければいけないな、
と思います~。

なつのきさん

難しいですね。
同様に誘導のような「エサで釣る」行為も、捕食本能という生きていくのに不可欠な本能を利用しているから、強制訓練と同じと言われているんでしょう。
報酬をベースとした動機付けでトレーニングをしていれば、トレーニングの終わりも犬には悲しい出来事です。

4つの原理は背反性があるから、バランスでとらえなければならないですね。
プロフィール

のいぱぱ

Author:のいぱぱ
やっぱりサモエドが大好きです。
抜け毛がものすごくても、頑固でマイペースでも・・・。
運命の出会いで一緒に暮らすことになったルフトと、最新の科学的な理論をバックボーンに信頼関係を楽しく築いて行きたいと思います。

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