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オカメインコのクリッカートレーニング

石綿を中心に、オカメインコばど美の子育て&クリッカートレーニングを解説したDVDが完成しました。

特にクリッカーを使ったトレーニングは、それが科学的であればある程すべての動物に通用するものなのですが、私たちが特に注目し始めているのは行動の学習そのもの以上に副次的に得られる大きなメリットについてです。

それはクリッカートレーニングが(本来)100%動物の自発性に基づいたものであるために、自ら考え、そして行動するという部分にあります。

多くの(すべての?)動物は生後ある時期を過ぎると、新しく見たものを警戒するようになります。それは野生が強ければ強いほど顕著で、その為にリスクとメリットを常に天秤にかけるようになります。

だから、たとえば苦手なものを克服させるために「エサで釣る」ようなことをすると、食べものを持った手が近づくだけで警戒してしまうようになります。
いわゆるワナの臭いを察するようになるわけです。
もちろん強制的に怖いものに近付ければ、たいてい離れるどころか、こりごりしてしまいます。

そこでクリッカーの登場です。クリッカーは(正しく使えば)一切強制する部分がありません。罠もありません。動物が怖ければ行動をしなければ良い、それだけです。但しそれではクリッカーは鳴らず、報酬も得られません。
動物には自信が付くまでいくらでも考える時間が与えられます。その結果勇気を出して行動を起こせばクリッカーが鳴り報酬が得られるわけです。そうなれば行動の強化が始まります。
そして自分で判断した結果に自信が持てるようになります。

判断力と自信が付いた動物はストレスも減り、楽しく充実した生活をヒト社会で送れるようになります。
QOLの向上とか環境エンリッチメントにはまさに最強のツールになるわけです。

犬だけではなくすべての動物に通用する理論であることをオカメインコのばど美が証明してくれました。

まださし餌の段階から考え、行動するばど箕を見ていると、人と暮らす動物には幼少期から自発的な行動の強化がどれほどの価値があるかを再認識させてくれます。

鳥の方だけではなく、すべての動物とかかわる方にお勧めのDVDになりました。

ばど美のクリッカートレーニング

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のいぱぱ

Author:のいぱぱ
やっぱりサモエドが大好きです。
抜け毛がものすごくても、頑固でマイペースでも・・・。
運命の出会いで一緒に暮らすことになったルフトと、最新の科学的な理論をバックボーンに信頼関係を楽しく築いて行きたいと思います。

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