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恐怖のお風呂、本当は・・・・・

ルフトは水が苦手。海や川でも自ら泳ごうとすることはない。きっと無理に入れたら泳ぐけどあわてて戻りたがるはず。

お風呂も水。ずっと嫌いだと思っていた。
なぜならものすごく緊張するし、出来れば逃げたいというそぶりすら見せていたから。
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ルフトを洗うには、まず浴槽で「浸け置き」して水をなじませ、それからシャンプーをする。
ゆすいでリンスしてバスタオル3枚使ってタオルドライ。
それからぶっ飛ばしドライヤーで入念に乾かす。

これらすべてを浴槽の中で済ます。毛が舞い散るからだ。
それに要する時間は最短で3時間。
ルフトには忍耐の時間だろう。途中出たくてヒンヒン言う時もある。

よく我慢してるなぁと感心していた。
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ところが、嫌がるサインを出す割には、「オフロ」という合図への反応がすごく早い。
お風呂というと一気に緊張を見せるが、いつからか、すぐ浴室に来るようになった。
ついに昨日はダッシュで来て自ら浴槽に入るそぶりまで見せた。

浴槽には、
1.まず前脚を縁に掛ける
2.私が後脚を持って浴槽に入れる
3.次に前脚を入れる

という手順が必要だったが、昨日は自分で入ろうとした。

ふむ。

薄々勘づいていたが、ルフトは日増しにお風呂が好きになってきている。

「オフロ」と言えば緊張し、舌をぺろぺろ出す。いわゆるカーミングシグナルというやつ。
葛藤を表しているのでケンはタンフリクト(造語)と言っている。
それでも「きっかけ」「こうどう」「けっか」の三つの箱で考えればお風呂に入るという行動はどんどん頻度が上がっているのだから、強化の原理が働いているのは間違いない。
つまり結果に強化子が存在するのだ。

お風呂に入った結果待っているのは乾かされること。でもそれも単純に好きとは思いがたい。隙あらば出て行きたがる。
その次に待っているのは解放されること。
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その時はうれしそうだ。
ハイテンション。教科書通り、アドレナリンが遅れて噴出している感じ。

で、結論は、
ルフトはお風呂が大好き。

でもそれはニコニコうれしそうなレジャーではなく、ハラハラドキドキのジェットコースターのような喜びなのだと思う。

楽しさも多様だ。スリルを味わうのも強化子になりえるということだ。
それ以外に、ルフトが緊張しながらもダッシュでお風呂に入ろうとする理由は見つからない。
どうせ避けられないから居直って、とか、さっぱりして気持ちいから、と考えるとは思えない。

お風呂に入れるのが楽しくなってきた。
申し訳なさが減って気が楽になった。

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のいぱぱ

Author:のいぱぱ
やっぱりサモエドが大好きです。
抜け毛がものすごくても、頑固でマイペースでも・・・。
運命の出会いで一緒に暮らすことになったルフトと、最新の科学的な理論をバックボーンに信頼関係を楽しく築いて行きたいと思います。

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