ルフトの魅力は「いいやつ」なこと
思うにすべての動物にはざっくり言って2つのタイプがあると思う。
いいやつ と そうでもないやつだ。
よくルフトは「おりこうねー」とほめていただくが、その都度融通の利かない飼い主である私は、「いえ、ルフトは犬として際立ってお利口なわけではありません」と無粋な答えを返す。
皆さんきょとんとするが、ルフトがお利口かどうかは私にはそれほど重要ではないのだ。
お利口ならそれなりに、そうでなくてもそれなりに、動物は学習し、良い関係は築けると思う。
「ルフトの知能はふつーです」「でもね、とってもいいやつなんです」
ルフトの魅力を聞かれたら、この「いいやつ」に尽きると思う。
生まれつきもあるかもしれないし、私の育て方がよかったかもしれない。とにかく いいやつ なんです。
瞳が黄色くても四角くても、真っ黒でも、何となくいいやつはわかる。
今日会いに行ったトンビのタコちゃん。
いいやつだった。
人を怖がらず、何度も人を襲っていたために捕獲された固体、だそうだ。
なんか凶暴な猛禽類をイメージさせる。
でも会ったらいいやつだった。
おそらくヒナのうちから誰かに飼われていたのだろう。
全然怖がらない。
そして好奇心が旺盛。
もちろん用心深さはあるが、守りの攻撃性や威嚇がほとんど見られなかった。
そもそもトンビという鳥は実に中途半端な猛禽類というか、猛禽類なのにいい奴だから軽んじられているきらいはある。
お邪魔した禽舎内にも六羽のトンビがいたが、なんだかプレーリードッグみたいに並んで仲良くしていた。
そもそも種としてもいいやつなのかも。
トンビが人の食べ物を狙うのはカラスがごみをあさるのと同じ。自然の摂理だ。それを悪いやつと判断するのは全く人間の身勝手さだとおもう。
タコちゃんはいいやつなんだ。
まだ若いというのもあるけれど、できれば幸せになってほしい。
もう人に慣れてしまっているから自然に返すことはできないんだそうだ。また人の食べ物を狙うのは目に見えてるし。
なので、施設の中で少しでもQOLを高めるべく、できる限りの協力をしていきたい。そして賛同してくれる、クリッカートレーナーも募集したい。
でもある意味トンビのクリッカートレーニングなんて、普通お金払っても経験できないこと。素晴らしいことだ。
興味のある方は連絡ください。スケジュール調整して内覧会をまず行います。
行徳野鳥観察舎・野鳥病院の、保護傷病鳥、 トビのたこちゃんのトレーニングボランティア