兄弟犬を演じる
予想より吸収が早いので、サークルから出し広いジムに放してみました。
私が離れるとすぐにコンタクトコールが始まります。「こっちに来て~」という信号です。まだ自分からこちらに来ようという発想が生まれてこないようです。
距離を短くし、手で誘導しながら自分で歩いてくることを教えてみました。3分後には鳴く代わりに私を追いかける行動が出てきました。でも長い距離を走るのにはまだ慣れていない様子で、よたよたしています。徐々に距離を広げ、ペースを作りながら私を追いかける行動を強化してみます。
来たら引っ張りっこで遊んだり楽しくなでてあげるわけです。数分後にはしっかりした足取りで10メートルの距離を追いかけてこれるようになりました。ルフトのリズムを意識しながら私が鬼になっての追いかけっこをします。ルフトはとても楽しそうです。捕食や危機回避などの本能に基づく行動は、教えるのではなく引き出してあげれば良いのですね。そしてそれにはドーパミンという物質が脳内で生まれる「内的報酬」が約束されているので、外部からのご褒美はいらないのです。
本来、今の時期は特に兄弟同士で取っ組み合いをしながら、捕食本能に基づいた「狩りの練習」をしているべき時ですから、ルフトにもそれを体験させてあげなければなりません。サイズやペースが同じような犬と遊ばせるのもよいのですが、ちょっとリスクがあるので、できるだけ私が兄弟犬になってルフトの視線で引っ張りっこやプロレスをしてあげています。
犬のリーダーになるためのプログラムではありませんから、遊びの勝ち負けも兄弟犬同士の遊びをシミュレートして、適度に勝ったり負けたりしてみます。
面白いことに引っ張りっこでルフトを勝たせると、そこでおもちゃを持ってきたりします。もう一度やろうという合図ですね。「今度は君の番」と言っているようです。そこで私が勝ってみます。ルフトはとてもエキサイトして再チャレンジしてきます。
ノイを飼い始めた時に私の役割が何なのか非常に悩みました。ノイは約3カ月で来たのですが、そのタイミングでの私の役割は何なのか、当時よくわかっていませんでした。
今のルフトに必要なのは親犬、兄弟犬、やさしい人間、という3つの役割だと思います。したがって兄弟犬の演技はルフトに合わせて成長していかなければなりません。親犬の演技も本来のモーターパターンに合わせて変化させていくべきでしょう。いっぽう「やさしい人間」の役は、これは素のままで大丈夫だと思います。
私、やさしいですから(笑)。
愛情ベースにフェアで穏やかで、ルフトの安全と食事をきちんと提供すること。それが人間としての役割です。
コメントの投稿
か、可愛い(*^_^*)
金太郎、マリア、モコは脱走して爆走しまくりだったけれど、ロキシーとルフトは脱走しないし他から比べるとそんなに走るの好きではないのかと思ってました。はじめ、よたよたでしたか(^o^;めきめき成長してるんですね!
おもちゃは大好きです
おもちゃがないと私が獲物にされちゃうから(?)、いろんなおもちゃを交替に渡してます。
投げればダッシュで飛びかかっていきます。少しずつ持って来る行動も見せ始めました。子犬って毎日いろんなこと覚えていくんですね。
ルフトくん
仔犬の成長って早いですね。ひっぱりっこで遊ぶルフトくん可愛いです(*^_^*)
メールの返事が来てないですが、会いに行くのはダメなのですね...。
こちらのブログ、楽しみにしております

あれれ?
メールをいただいたのですか?すみません。見ていないです。ジャンクメールに紛れてしまったのかも。もしよろしければ再送していただけますか?