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好奇心

犬(に限らず動物)の好奇心はすばらしい。そして危険・・・。
好奇心がなければ新しいもの(こと)に対するチャレンジは何一つできないからだ。
好奇心は脳内に分泌されるドーパミンなどのホルモンが内的報酬として作用し、危険や不安を乗り越えて行動を起こさせる。
好奇心は「怖い」という感覚に打ち勝つための最大の動力源。
そして思わぬ事故を誘発する落とし穴。

「怖い」に打ち勝つときはアドレナリンも分泌される。そして15~20分後に大きなハイテンションの波が襲ってくる。痛い時にはエンドルフィンが麻酔をかける。それでもチャレンジをしていると覚せい剤のドーパミンが出る。
だから叱るとハイパーになるのだ。だから危ない目に会うとさらにアタックしたりする場合がある。
アジリティなどではこういったメカニズムが脳内で起こってどんどんモチベーションが上がっていく。興奮はアドレナリン。戦いや狩りや逃走のホルモン。そしてそれはストレスともイコールである。それが続けば寿命が縮む。それがなければ生きる意欲を失う。
何事もバランス。そして良い飼い主はこういった脳の仕組みまでに洞察を巡らし、クォリティオブライフをバランスの中で見出していくのだろう。

エンドルフィンやドーパミンといった「内的報酬」を上手にコントロールできることが究極の目標なのかもしれない。どんなにおいしい食べ物だって、麻薬より強力な「内的報酬」に打ち勝つことはできないのだから。

やっぱり行きつくところは脳科学や記憶のメカニズムなのか。

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のいぱぱ

Author:のいぱぱ
やっぱりサモエドが大好きです。
抜け毛がものすごくても、頑固でマイペースでも・・・。
運命の出会いで一緒に暮らすことになったルフトと、最新の科学的な理論をバックボーンに信頼関係を楽しく築いて行きたいと思います。

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